第53話

番外編 40話〜 Side story
1,687
2021/03/05 12:00







あの子と会えなくなってからも、、、











ずっとあの子は大丈夫なのか




気になって気になって、










ハユンちゃんの前では




笑顔を見せるようにしているけど




僕の笑顔の限界がきていた。




















別れたからってあの子に


会える訳ではないのはわかってる。



















こんな気持ちをずっと抱きながらも




ハユンちゃんの好きが


僕の思いと入れ違って、


一向に重なる事がないと確信した。














スニョン
スニョン
ハユンちゃん
今日も送ってくね?
ハユン
ありがとう ♪



ハユンちゃんの笑顔に心が痛む。



スニョン
スニョン
先下に行っててもらっていい?
ハユン
うん!下で待ってるね






ハユンちゃんが先に教室から出る姿を見届ける。










スニョン
スニョン
ハァ、、、




しっかりしろ、僕。





長引かせるとハユンちゃんを

もっと傷つけちゃうんだ、、、






ジュン
ジュン
い〜な〜スニョア
スニョン
スニョン
いや、今日は違うんだよ、、
ジュン
ジュン
何が違うの?
スニョン
スニョン
、、、察してよジュン
ジュン
ジュン
えっ、、、
ジュン
ジュン
え⁈ 嘘でしょ⁈







スニョン
スニョン
じゃあね、ジュン
ジュン
ジュン
あっ、、、うん













下で先に待ってるハユンちゃんは


両手に息を吐いて寒さを凌いでた。







スニョン
スニョン
ごめんねハユンちゃん;;
スニョン
スニョン
寒かったよね;
ハユン
ううん、大丈夫!
スニョン
スニョン
これ使って?





僕の手袋を渡すと嬉しそうにつける。


















歩きながらハユンちゃんは

色々と話してくれるけど、


話が全て耳から抜けてしまう。









この後の事を考えると上手く受け答えができない。











最後なんだからちゃんと


話を聞いてあげたいのにできない。








バカスニョン、、、、















もうハユンちゃんの家の前に


着いちゃったじゃないか、、、、











言わなきゃ、、、、



















ハユン
スニョン君?



ハユンちゃんが心配そうに


僕の顔を見てくれる。









話さないと、、、今ここでハユンちゃんに。

プリ小説オーディオドラマ