第42話

第35話 文化祭をまだ私は知らない(2日目編)
8
2026/02/27 10:00 更新
楽しい1日目の余韻に浸りながら、今日はバリバリ働こうと思う2日目。一般のお客さんも今日は学校に入れる。先輩は学校外の方と回るらしい。
ここにも来てくれないかな…。
ウボォーギン
あなた、今いいか?
ソワソワしながら働いていると、噂をすればなんとやら。先輩が例の方を連れて、教室にやってきた。丁度私の卓のゲームが終わったのでこちらへ案内しようと扉へと向かうと…
その連れは私の知っている顔だった。まさか彼らが知り合い同士とは…世間は狭いものだ。
あなた
ノブナガさん!?
ノブナガ
…?、あ!あのときの!
あなた
その…もしかして前に話していた方って…
ノブナガ
どうやらお察しの通りみてぇだな…
つまり…友人の話は似ているとかでなく先輩本人のことだったということになる。そうなると話は変わってくるぞ。
ウボォーギン
ん?お前ら知り合いだったのか?
初対面の私たちが顔見知りなのが不思議だったのだろう。
話した内容は聞かれたくないとはいえ、別に関係はバレても問題無い。そのときの話をされなければだが。
あなた
知り合いというか、先日、道に迷っていたときに助けていただいたことがありまして…ね!
お願い!私について特に何も言わないで!
ノブナガ
お、おう、全くその通り!それだけだ!
あなた
アハハ…
ノブナガ
ハハ…
アッチもアッチで褒めちぎっていたので、お互いに相手の同じ人物に関する秘密を握っている。
お互いあんなに熱心に語っていたわけだ。絶対に本人にはバレちゃいけない。
多分あのときの私たちの心は一致団結した。人間は危機が迫るとテレパシーを使えるらしい。
少し気まずいままゲームは終了し、先輩には聞こえないよう声をかける。
あなた
先日はどうも。今日は来てくださり有難う御座います…。
ノブナガ
全く…驚いた。世間ってのは狭ーな。
あなた
先輩が好きなことに関してはご内密にしていただけますか…
ノブナガ
当たり前だろ。その代わり、オレの方も…
あなた
大丈夫です。言ってないですし、これからも言いませんよ。
ノブナガ
頼むわ。バレたらあとでぜってー何か言われる。
それもそれで見てはみたい。
ウボォーギン
ノブナガ、次行くぞ。それとあなた、いきなり押しかけてすまなかったな。
あなた
いえ、来てくださり嬉しかったです!
この後も楽しんでくださいね!
ノブナガ
じゃあなー。ゲーム楽しかったぜ。
ここ最近で一番肝を冷やしたが…無事終わったし、またノブナガさんに会えたのは嬉しかった。
文化財は各自、様々な形で幕を閉じた。

プリ小説オーディオドラマ