前の話
一覧へ
次の話

第11話

31
2024/02/08 22:00 更新
カゲ
カゲ
…でさぁ凄く複雑な心境なんだよ、今
カゲは蘭家とは違う屋敷で黒髪の人物にボヤいていた。
場所は巫家。目の前に座っていた黒髪長髪の女…に見える女顔の男は巫家時期当主巫彰斗だった。
巫彰斗
巫彰斗
だから…それをいちいち俺に愚痴りに来るんじゃねぇよ
カゲ
カゲ
えー良いじゃんー
今私がこんな話できるのは湊か兄様くらいだし〜
巫彰斗
巫彰斗
兄様って言うな!
次期当主、彰斗は痣持ちで15歳。
まだ覚醒前で黒い瞳をしている。
巫彰斗
巫彰斗
…というかお前がここに居ること自体元々決められてた運命なんじゃないか?
カゲ
カゲ
へ?
巫彰斗
巫彰斗
蘭家に厄介になり、桔梗に接近し、湊が記憶を得る…俺には分からないがもしかするとお前からしたらもう"一度起こっていること"になるんじゃねぇのか?
カゲ
カゲ
あぁ…それについては私も考えたんだよ
カゲ
カゲ
でもね、記憶が無いんだ
思い出そうと頭が割れそうになる、その更に前の記憶も知識として知ってるだけで私には実感がない
巫彰斗
巫彰斗
まぁお前と俺たちは違うからな…もしかするとお前は転生する度にそれぞれの魂…人格が独立しているのかもな
カゲ
カゲ
死ぬ度にその人格とやらが死んで生まれ変わってるってこと?
巫彰斗
巫彰斗
まぁそうなる
カゲ
カゲ
面倒だね
巫彰斗
巫彰斗
面倒言うな
カゲはそう言いながらケラケラと笑った。
彰斗はそれを見て愛おしそうに微笑んだ。
巫彰斗
巫彰斗
カゲ、別に無理に今を変えようとしなくてもいいんじゃないか?
巫彰斗
巫彰斗
お前がそんな風に笑えているのなら俺たちはそれだけで…
カゲ
カゲ
逆なら同じこと言える?
真剣な瞳でカゲが問いかける。
その問いに彰斗は何も答えることが出来なかった。
カゲ
カゲ
まぁ私も変えれたらいいなーくらいの感じだから別にそれに固執はしていない
今回の目的は湊だからね
巫彰斗
巫彰斗
ったく…お前は湊が大好きだな
カゲ
カゲ
当たり前でしょ?
カゲはそういうとふっと笑った。
カゲ
カゲ
私達は運命で繋がれた…永遠の仲なんだから













蘭瑞螺
蘭瑞螺
(最近、桔梗の様子がおかしい…)
瑞螺は1人部屋で悩んでいた。
この間の悪夢の件から桔梗の表情が暗いのだ。
蘭瑞螺
蘭瑞螺
(もしかして俺との結婚に関する悪夢を見て落ち込んでるとか?避けられてるような気もするし…)
瑞螺はうーんと唸っていた。
するとそこに拓瑠が扉を開けて入ってきた。
蘭拓瑠
何をしておる
蘭瑞螺
蘭瑞螺
うわ親父!!
勝手に入ってくんなよ!!!
蘭拓瑠
なんじゃ?遅めの思春期か?
若いっていいのぉ
蘭瑞螺
蘭瑞螺
シバくぞジジイ
拓瑠はフォッフォッフォと笑った。
その時点で瑞螺は嫌な予感がしていた。
蘭拓瑠
喜べ瑞螺!!
1週間後!御三家全てを招待して瑞螺と桔梗殿の婚儀と祝言を行うぞ!!
蘭瑞螺
蘭瑞螺
だから…勝手に決めんなクソジジイぃぃぃぃぃぃ
そのまま拓瑠は池にinしたのであった。

プリ小説オーディオドラマ