俺は悪魔
魔王様の側近だ
地獄は仕事が多くてとても大変
魔王様……通称おんりーは俺の幼なじみだ
俺がいつものようにふざけ半分で言うといつも
笑いながら訂正してくる
そう、おんりーは言ってきた
とっても気まずい
ふとおんりーを見れば目があってしまうのだ
おんりーがこちらを見ているのは一体何故なのか
俺には分からない
だから不安だった。
俺とおんりーは小さな頃から過ごしていて
おんりーが魔王になっても離れたことは一度も
なかったから
離れてしまうかもしれない
そんな考えが頭に過ぎってしまうんだ
今日のおんりーはずっとにこにこしている
まるで何かが起きるのを待ち望み楽しんでいるように
おんりー視点
このことは今に始まったことじゃない
天界、現世にはそれぞれギルドがある
これは魔獣を制圧し地獄に光を戻す為と言われている
だから人は地獄に攻めてくる
だが別に責められるのはいいんだ
問題はそこじゃない
魔族と魔獣は話が通じないのだ
魔族とは我々悪魔や魔王のことをいう
魔獣はいわゆる話の通じない恐竜だ
人々を食い荒らし森林を破壊したと本に示されている
これを人は魔族のせいだと思ったのだろう
ここからが地獄の始まりだったんだ
現世に何か不吉なことがあると全て魔族のせいにした
元はこの世界は魔族から成り立っていたのに
ある男はこれを神の贈り物だといった
ある少年は魔法の使い方をしった
ある女はこれを魔族に対抗する為だといった
こうして人は自分に都合の良い解釈をし続けた












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。