パーティーを終えて数日後、私はフルーレさんに呼ばれていた
わざわざ別邸まで来てくれたのだ、断るのも申し訳ないし吐くということはまた何かあるのかもしれない
そう思い私はフルーレさんについて行くことにした
そういえば隊服ばっかり着てたよね、私
そもそも持ち物が隊服と羽織と髪飾りと刀しかなかったし
というか、貴族のお嬢様たちも動きにくそうなドレスばっかり着てたっけ
気持ちわかんないや
まぁ、ロッドフォード三姉妹はそこまで派手すぎるものは着てなかったけど
フルーレさんが服の過去が自慢、というところを延々と話してくれしっかりと話を聞く
ぱっと見だと気が付かなかった細かいことにも驚かされる
なんか、何気なく心休まる時間だなぁなんて思っていた時だった
どこからともなくぶりぶり女の悲鳴が聞こえたがどう聞いても私の部屋から聞こえる悲鳴だ
そうして2人で確認するために走り出した
そうして部屋に向かうと私の部屋に何故かぶりぶり女がいた
そして…
先ほど呼ばれた時は刀の手入れをしていたので机の上に刀を置いて部屋を出ていった
だが刀身は鞘に納めていたので絶対にあり得ない
フルーレさんも私が鞘に仕舞うのは見ていたからわかっているはずだ
悪びれることなく話すぶりぶり女に流石に怒りを覚えた
ぶりぶり女は泣きながら部屋を出ていった
これ、私達が悪いの?
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!