放課後
ゆあんside
はーやっと終わった。
なんなんだあいつは。
ま、あのクソ親父に会う時間がちょっと減ったし、
虐めっ子
あいつらに会う約束も消せたから別にいいかな。
でもやっぱあいつはずっと"噓の笑顔"のまんまだ。
"噓の笑顔"で周りから良く思われて、何が楽しいんだか。
かっこいい生徒会長?
可愛い生徒会長?
真面目な生徒会長?
仕事熱心な生徒会長?
俺が見たいのはそんなんじゃない。
もっと自然で、
もっと普通で、
楽に笑っていて欲しい。
でも、そうして欲しいから、そうなるためには、
"汚れ役"が必要なんだ。
俺みたいに。
虐められて、
虐待受けて、
殴られて蹴られて切られて暴言吐かれて奴隷の様に扱われて、
それでも、悪役で居なきゃいけない。
嫌われていなきゃいけない。
そうやって生きてく。
生きてる心地なんてしない。
自分は道具だと思い込む。
そうするだけで辛くない。
"楽になる"
言われた言葉を全部聞き流せばいい。
付けられた傷を眼中に入れなきゃいい。
そうやって、"楽になる"。
惨めだよなぁ。
虐めにも、
虐待にも逆らえない。
全部人任せ。
何時か、この地獄から抜け出せるのだろうか。
いや、
無理だろう。


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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。