そうま攻め ばぁう受けです。
そましゆ前提のセフレ設定です。
そましゆ要素もありますので
そましゆそまばうどちらもいける方用です
茶番めちゃくちゃ長いです。
内容ちょっと複雑かもしれません
ボツになる予定の小説でしたがもったいないので載せちゃいました。暇な方はどうぞ
深夜、自宅にて。
最強イケボイケメン高身長男である俺、
…ばぁうは間抜けな声を上げた
俺はベテランの配信者であり、
ちょっとしたハプニングでは慌てない自信がある
だが、流石に
俺の前で落ち込んでいる友人…そうまの発言は声を上げざるを得ないものだった
事の発端は随分前、
そまが俺にしゆんが好きだと相談してきたことから始まった
それから度々相談に乗ってやり、今日告白に至ったわけだが………
予想通り、ではあった
しゆんにその気がないのは明らかだったからだ
……そして、内心………安心している俺もいた
だって。
俺は、そまが好きなんだから。
口元が綻ぶのを俺は必死に抑えた
そまの告白が成功したらどうしようかと不安で死にそうだったのだ、こっちは
そまは知らないだろうけど、ね。
俺にだけ、
弱いとこ見せればいいんだよ。
そまの泣き顔知ってるのは俺だけがいい。
そまの可愛いとこもかっこいいとこも弱いとこも好きな物も全部全部全部、…俺だけ知ってればいいのに
そまの赤くなった目元が愛おしくてたまらない
俺なら絶対にそんな顔させない、
そまに全部捧げられるのに
そまに内心で抱えきれない、
重たい感情をぶつけていると
そまは死んだ目で、自嘲するような声で笑う
嫌な、予感がした
だって。
俺を見てるはずなのに、
俺を見つめているはずのそまは、
俺の向こうの…誰かを見ていたから
分かってる、
こんな切なげな、熱を込めた目線を向ける相手など
でも、聞きはしない
好きな相手からの泣きそうなお願いなんて、
断れるわけ、ない
ああ、やっぱりか
そまはいつもそう、辛いことがあったら
気持ちいいことで忘れようとするよね
でも、女の子としゆんじゃ違いすぎるから
はじめから、俺を抱きに来たんでしょ。
俺の家に来たときから。
俺に相談した、一番の理由。
それはおそらく…俺が、そまの元セフレだから
しゆんに恋をするまで俺で発散していたのだ。
まぁ、あいつに片想いし始めてからは別れたけど
振られて、落ち込んで
俺とヤって現実逃避しに来たんだろ。
そまは、俺がどれだけお前が好きだったか
知らないけどね、……
渋々、俺はそまとの約束を了承した。
そう言ってベッドに腰掛ける
俺に依存してくれたらいいのに、なんて仄かな願いは胸の奥に隠した
苦しげな顔のそまを見つめていると、
そまが俺の上に覆い被さってくる
…………え、?
俺の髪、首筋にそまが顔を寄せる
さらさらとした黒髪が顔に当たってくすぐったい
懐かしい、この感じ
セフレだったころ、そまは俺の洗剤の匂いで
俺が準備済みかどうか判断してたっけ
そんな余裕がなくなるぐらい、
しゆんのことが、すきだったの
そまが恋愛関係でここまで心を乱した事を見た事がない
そまの熱を秘めた目は、
俺を通して、俺以外を見ている。
長年そまに使われた体が、
そまの熱い視線で熱を思い出す
大きい身体。熱い目線。卑猥な舌遣い。俺を抱く動き。
ばぁうになら、しゆんにできないような酷いこと
沢山できるね、なんて…耳元で囁いてくる
俺のことなんて見てないくせに。
体目当てで、俺の心までズタズタにしてくるなんて
最低なのに、…どうしようもなく、大好き
何故か、涙が出そうになった
そうまの顔に手を添えて、
とびきり甘い声で囁く
俺達がヤる合図の、お決まりの言葉
きっとそまが雄の顔になってるみたいに、
俺だって雌の顔になってるんだろう
俺の甘い言葉は、そまの深いキスで塞がれた。
………その、言葉で
少しだけ現実に引き戻された
俺は今からしゆんとして抱かれるのか
体を全部手に入れても、心は全部あいつのものだなんて
酷い話だ
だが確かに
白くて細い身体、白に近い髪色や長さ
メンバーの中では似ている方かもしれない
余計なことを考えていると、そまの舌が侵入してくる
熱い舌が口内を味わうみたいに絡みついて、
それだけで下半身がゾクゾクする
やっぱキス上手いな、
息継ぎすら出来ない、溶けそうなほど深いキス
気持ち良くて堪らなくて、
それと同じくらい、
………虚しい
俺が、そまとセフレを解消した理由。
そうまは知らない。
だって、飽きたから…としか言ってないもんな
好きで好きで堪らなくて、
セフレで満足できなくなったから。
だから、離れた
昔のそまとの約束。
………「恋愛感情は持たないこと。」
ねぇ、そまは知らないよね。
俺がどれだけそまが好きだったか
でも、そまは、……もう、しゆんのものだったよね。
愛おしげな目で俺を見るのが、何故こんなにも苦しいんだろう
俺、……まだ、そまのこと、諦められて無かったのかな
しゆんみたいに、少し甘えた声を出すと
そまが嬉しそうに俺を貪る
押し殺すんだ、この気持ちは
決めただろ。
そまとしゆんの恋を応援するんだって
だから、セフレもやめたのに、なんで
しゆんとして抱かせて、なんて……
現実から逃げるように、そまの舌に自分のものを絡めた
クチュ、チュプ…
グリッ…(乳首)
かわいいって言われてるのは、俺じゃない
そまの目は、俺を通してしゆんを見てる
なのに、……どうしようもないほど鼓動が早くなる
そまと繋がれるのが嬉しくて、
でも、そまはやっぱりしゆんしか見てなくて
気持ち良くて、虚しくて
大好きで、だいきらいで、
………もう、頭がおかしくなりそうだ
グリ、
強く引っ張られて甘い声が漏れる
腰の奥がゾクゾクして、
ナカが切なくて堪らない
グリッ……カプ、
グリ、グリ…
胸を弄りながら、少しずつ手が下に降りていく
腰をなぞって、俺のモノの周りを撫でる
……焦らすなよ、ほんと意地悪
ヌチュ、ヌチュ……グリ、
俺の体はもう知り尽くされてるから
どこが弱いのなんかバレバレで
すぐ俺ばっかり余裕が無くなって、
そまの手で喘ぐしかできなくなってしまう
イきたいのに、あと少しでイけない
腰をガクガクと震わせて掠れた喘ぎ声を漏らす
涙の滲む瞳でそまを睨んだが、
そまは楽しそうに笑うだけだった
低い声が脳内を支配して、
俺の意志とは関係なく体が従う
ビュルルルルルルルルル
そまの背中に爪を立てる
この傷跡が消えなければいいのに、なんて
余計なことをぼんやりと考えた
困ったように笑うそうまが、
今だけは確かに「俺」を見てくれてることに気付いて
それだけで馬鹿みたいに嬉しい
このまま、ずっと俺を見てくれたらいいのに
ヌチュ……
熱い感触が俺の中に侵入してくる
そまと一つになる感覚が心地良い
ズチュ、……ドチュッ♡
ヌチュ、ドチュッドチュッドチュッドチュドチュ
無言で腰を打ちつけてくるそまは、
気持ちよさそうで、…どこか、苦しそうで
やっぱり俺は現実逃避の道具でしかない
……それでも、そまの特別になれるならいい
俺も、しゆんへの嫉妬を快楽で塗り潰す
お互い傷の舐め合いをしているだけ
背徳感と快楽と苦しさが混ざって息が詰まりそうだ
ドチュッドチュッドチュッドチュッドチュッドチュッドチュッゴチュ
嫌だ、そんな声であいつを呼ばないで
そんな目であいつを見ないで
俺がいるのに、……
嫌だ、と漏れそうになっても
快楽に正直な体は喘ぎ声しか出ない
気持ち良くて泣いているのか、苦しくて泣いてるのか
俺でも、わからない
グチュグチュッ…グリグリッ
ビュルルルルルルルルル……ッ
互いの荒い息だけが聞こえる
体の奥を満たす熱が心地良い
このまま繋がっていたい
熱を秘めた瞳が俺の顔を覗き込む
頬に手を当てると、
冷たい濡れた感触が指先に届く
これは、…涙、?
もう、割り切ったつもりなのに
俺の体はやっぱり正直で
抱いてる時も、しゆんしか見てなかったことが
俺じゃ一番にはなれないってことが
やっぱり、どうしようもなく嫌だ
何か言おうとして、そまが口を閉じる
気付いてしまったのだろうか、
俺がそまを好きなことが
涙はやっぱり止まってくれなくて
乱れた髪で、涙でぐちゃぐちゃの酷い顔で
俺は無理に笑った
………そまの、息を呑む音が聞こえた
そまの、まだ少し汗ばんだ大きい手が
そっと俺の頬に手を添える
確かに俺を労ってくれてるのが嬉しくて、
そういう優しいことが、本当に好き
……まだ好きにさせてくるなんて、ずるいなあ
しゆんのこと忘れられないって分かってるのに
こんなこと言う俺は、きっとすごく性格が悪い
そまの優しい嘘が苦しい
お互い嘘だって分かってるのに
好き、の言葉が苦しいほど嬉しい
今だけは、
夢を、見させて
そまは、何も答えなくて
代わりに、静かに俺をベッドに押し倒す
現実から逃げるように、
俺達は、快楽に溺れた
……この夢はどうか、覚めないままで。
後味の悪いそまばうでした。
個人的にはこういう話好きなんですが
何せ語彙力がカスいため多分よくわからなかったという方もいると思います。すいません。
ありがとうございました(u_u)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。