なんでも頑張った、
でも それしか脳がないみたいで
勉強も
芸術も
でも 運動は できないみたい 。
見て こんな絵描いたよ 、
でも エマは 私に無いものをいつも持ってる 。
当たり前のことを 誇る訳にはいかないよね、
そう自分に言い聞かせた日。
『 ありがとう 』とか 『 頑張ったね 』なんてさ
頑張る意味はたった一つだけで、
『わたし』のことを見て欲しくて …
暖かい食事をありがとう 。
柔らかい布団を ありがとう 、
育ててくれてありがとう .
…でもこれはちょっと苦しいかな
とにかく頑張って、溜め込んだメダルや賞状は .
私だけを褒めてもらうためのチケット 。
『大好きな家族』
ごめんなさい、お願いだから
そんな顔 しないで、
なんだか喉奥がむず痒くて 心が埋まる度に
赤い線を増やして、
吐いてを繰り返して 、
あーぁ…こんな襲われた身体じゃ
もう愛して貰えないかな、
頑張ることが出来なくなっちゃって
貴方の前で上手に笑えなくなってしまった
嗚呼。
暖かい食事をありがとう 。
、あれ何でよ 可笑しいな
味が思い出せないや……やっぱり苦しいかな、
理由なく飛び出した雨の先
私のことを海に流してしまって…嵐が過ぎ去るまで
ストーブの前で
耳を塞ごっかな、
火傷に気づかないくらに。
眩しい笑顔で言わないで、おじいちゃん.
『生きることは素晴らしいこと』だって 。
もう嫌だって投げ出したのにさ
宙ぶらりんを引きづり下ろして
『 遅いよ、ばか 』
違うね気づけないでいたんだ
真っ直ぐに受け止められなくて
傷をつけてごめんなさい
戻せなくてごめんね
『上手く生きれなくてごめんね』
『こんなに愛してくれたのに』
『上手く受け取れきれなくてごめんなさい』
『 大人になってしまうけど 』
『 もう戻れないけれど 』
『 この歌が届いたなら 』
『どうか』
あの日と変わらない 中学校の制服を着た 、
黒髪ショートの女の子。
シンガーソングライターという夢を果たしたその女の子の名前は────
また、新しい場所で キラキラと輝くステージの上へと
駆け上っていた 。
『 # 大好きだけど、大嫌い 。 』
~ Happy end ~
【 完 結 】
残 り 話 & 解 説 次 回 。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!