俺は貴族の中でも名門のエリート一家に生まれた
物心ついた頃には
魔法を使うのが当たり前になっていて
10歳になる頃にはもう
将来"偉大なる"魔法使いになると言われていた
そんな育ち方をしたからこそ
俺には貴族としてのプライド、
という馬鹿げたものがあったのだろう
生まれた頃から俺はAランクで、
兄弟の中でも1番ランクが高かった。
その事実は俺を優越感に浸らせた
だからこそ、知らない奴に
ランクで負けたことが
貴族のプライドが許さなかった。
そいつは一瞬慌てたが、すぐ元に戻り
mmntmrと名乗り、すました顔で席に戻った。
俺はその時から
『絶対に勝たないと、!』
と言うことで頭がいっぱいになった。
時は経って、自由時間。
俺は Sランクを探すことに躍起になっていた
それこそ、彼女の名前を忘れるほどに。
学校のありとあらゆるところを走り回り、
教室で本を読んでいる姿を見つけた。
見つけた瞬間、
人の目も気にせずに話しかけてしまった。
今思えばあれはミスだったと思う、
静まり返っている中、声を発せば目立つ
それがわからないほど、必死だった、、、んだと思う
彼女は一瞬は振り返ったものの、
また、手元にある古びた本を読み出した。
ようやく俺は、
彼女の名前を忘れていることに気づいた。
俺は記憶を手繰り寄せ、必死に名前を思い出した。
彼女は一瞬跳ね上がったが、
また、すました顔をして振り返った。
少しの沈黙の後、
彼女は驚いた表情をした。
一瞬 何を言っているか 分からなかった 。
またもや長い沈黙 。
答える気などないことは分かった。
そういうと、彼女はまた、本を読み始めた。
俺はどうしようか悩んだ結果 、
俺はいつもより大きな声を出して言った。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!