🎙 < キーンコーンカーンコーン >
「 お、もうこんな時間か。 」
< カチャン、ガタッ >
チャイムと同時に殆どが雑に 机の上にペンを置く。
「 号令 」
さっきまで静寂に包まれていた教室は、
号令と同時に一気に騒がしくなる。
「 ノートに黒板移しとけよ〜 」
そんな先生の掛け声も生徒の声でかき消されてしまう。
「 やっと終わった〜!! 」 「 疲れたー 」 等の声が、
上がる騒がしい中、どさくさに紛れて教室から抜け出す。
廊下に出るといつもより人が多く、
「 これは行ける...!!!! 」と声に出して喜ぶ。
ダッシュで階段を登って屋上まで急ぐ
( バンッ、!!
授業が終わってすぐだからか、人が全くいない屋上
「 よしッ!! 」
そう言ってフェンスを超える。
足元に広がるのは、数え切れないほどの高いビルと住宅。
やっと死ねる、と実感が湧いてきて泣きそうになる
_________沢山の思い出をありがとう。
そして、今までありがとう。
心の中で感謝を述べながら、重力に従って落ちていく。
” 神様は不平等だ。
ソレに対する想いが強ければ強いほどソレは叶わない。 “
_______” 本当にこれで終われる “
___。そんな私の想いも簡単に打ち壊されてしまうのだから
” 黒鞭 “
そんな聞き覚えのあるワードと声が耳に届く。
驚いてバッ、と上を見上げる。
視界に映ったのは、風で揺れる緑色の髪。
_____嗚呼、最悪だ。
いつもキラキラ輝いている瞳は、
今は光を全く通さないぐらい____
黒く染まっていた_____。
「 お仕置だね 」












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!