3回目のチャイムが鳴る。
あと1回鳴れば終わり。
移動したい…のに床に倒れ込んだため足がうまく動かない。
多分顔も真っ赤だろう。
私も馬鹿ではない。この感情は「恋」で、私は先生に「一目惚れ」してしまった…ということぐらいわかる。
わかってしまうのだ。
そのままジタバタ足を動かしていると、階段の下から誰かが私の名前を呼んできて、そのまま階段を登って私の方へと向かってきた。
「なんで謝るの?」とただ純粋に疑問を浮かべる彼女は私の唯一の幼馴染、玲夏だ。
彼女の性格はいつでも羨ましく感じる。
「やっぱなんでもない」と答えると彼女は満面の笑みで私を抱きしめた。
なんて彼女は私に頬擦りをする。
彼女は私のことが好きらしい。
いつもこうやって私を抱きしめては大好きと甘い言葉を呟く。
まぁ彼女には彼氏がいるし、友達として好きなんだと思うけど。
すりすりと私を離さない玲夏。
すると、彼女は私の目をじっと見つめては、ピタリと頬擦りをやめた。
「なにかあったの?」と聞いてくる彼女。
違う…違う…??
不思議に思って頭の中を巡る。
すると一瞬で私の頭の中は「先生」に埋め尽くされてしまった。
するとの昼休みの終わりのチャイムが鳴る。
たった今始まったと思っていた昼休みがもうが終わったのか…という感覚と今鳴ってくれてよかったという感情が入り混じる。
そう思いながら「チャイム鳴ったからあとでね」と逃げる様に口を開く。
すると玲夏は口を膨らませてから、「絶対ね?」といい、2人でゆびきりげんまんをした。
絶対、は無理かもだけど…話せる程度で話してみようかな…
なんで思いながら、
”優等生”という言葉にしんどさを覚えたのも
4回目のチャイムと共にどこかに飛ばした。
短めです
交換宣伝です
複雑な人間の感情…?的なものがすごくわかりやすくておもしろいです!ぜひ!













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。