その日もわたしは超優男,竈門炭治郎の病室へ向かった。
……なんか妙に騒がしいのは気の所為だろう。
恐る恐るドアを開けると。
窓が割れていた。
ガラスの破片が猪の毛皮についている伊之助が犯人だろう。
まあ窓割るのはこいつしかいねーしよ。
伊之助はなんか妙に嬉しそうに何語かわからんが叫んでいる。
唯一聞き取れたのは。
伊之助はドヤ顔で言い切った。
わたしは目を輝かせながら言った。
「あ,でも伊之助,その前に……」とわたしは伊之助の首根っこを掴み,そこにいた炭治郎と隠のごとう……? さとう? まあわからないがそんな名前の人,そして布団を頭からすっぽり被ったトサカ頭のイケメンくんに笑顔で会釈すると,しのぶ姉さんのところへ歩き出した。
伊之助がジタバタ暴れ出した為,アオイ直伝尻叩きをお見舞いする。
しのぶ姉さんの部屋に入ると,姉さんは刀を磨いていた。
割れたガラスのお掃除を手伝わされている伊之助を横目で見ながら廊下へ出ると,黄色い頭の馬鹿野郎に出会った。
なんかこいつキレてる!?
殺意のこもった目で見られ,思わずたじろぐ。
善逸は無言のままわたしを白い目で見ると,また歩き出した。
その背中から滲み出る殺気に震え上がるわたし。
伊之助の無事を願う。
𝑁𝐸𝑋𝑇 𓂃 𓈒𓏸
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。