第28話

# 24

132

2024/06/25 09:40

部屋に到着したあなたの下の名前たち。

あなた

にしても困ったなぁ……

ランス･クラウン

あなたの下の名前、怪しまれない為に早めに着替えるぞ

あなた

う、うん

レモン･アーヴィン

あなたの下の名前ちゃんの制服ならクローゼットにもう1つ入ってますよ！

ランス･クラウン

ああ、助かる

ランス･クラウン

借りるぞ

あなた

あ、え、うん

マッシュ･バーンデッド

じゃあ僕はあなたの下の名前ちゃんが今着てるやつ借りるね

あなた

1回洗った方がよくない！？！

マッシュ･バーンデッド

うんん、それがいい。

あなた

えぇっ……

ランス･クラウン

着替え終わったぞ

フィン･エイムズ

早ｯｯ！！！

あなた

ランスくんめっちゃ似合ってる！！

ランス･クラウン

そうか？

あなた

うん！

ランス･クラウン

あなたの下の名前は俺の制服を……

マッシュ･バーンデッド

いや、僕のだよ

ランス･クラウン

俺だ

マッシュ･バーンデッド

なんでよ

ランス･クラウン

お前はあなたの下の名前の脱ぎたての制服だろ

マッシュ･バーンデッド

……わかった

ランス･クラウン

あなたの下の名前、俺の制服だ

ランス･クラウン

着替えてこい

あなた

ぁ、うん、

レモン･アーヴィン

あなたの下の名前ちゃん、男の子の制服も似合いそうですね♡♡

フィン･エイムズ

だね！！

ドット･バレット

あー俺なんか緊張してきた

ランス･クラウン

なぜだ

ドット･バレット

だっていつもと違うあなたの下の名前ちゃん見れんだろ？

ドット･バレット

心の準備的なやつよ

ランス･クラウン

ああ

ランス･クラウン

だがあなたの下の名前に変わりはないからな

ドット･バレット

……そうだよな

マッシュ･バーンデッド

いつもと違うね、ドットくん

ドット･バレット

そうか？

マッシュ･バーンデッド

なんかあなたの下の名前ちゃんをちゃんと女の子として見てる感じ

フィン･エイムズ

わかる！
ちゃんとあなたの下の名前ちゃんの事考えてるよね

ランス･クラウン

ドット、お前今まで考えて無かったのか？

ドット･バレット

いや、俺ちゃんと女の子の事好きになった事ねぇからさ

ドット･バレット

大事にしようと思っただけだよ

ランス･クラウン

何を言っている

ランス･クラウン

あなたの下の名前は俺が大事にする

ドット･バレット

あぁ！？！
今いい雰囲気だったのにぶち壊すなよ！！

レモン･アーヴィン

まあまあ！

レモン･アーヴィン

あ、あなたの下の名前ちゃん！！

あなた

どう…かな？？

ランス･クラウン

ｸﾞﾊｧｧｧｯｯｯｯ！！！！

ランスくんが血を吐きながら後ろに飛んで行った。

あなた

あ、ちょ、ランスくん！？！

マッシュ･バーンデッド

あなたの下の名前ちゃん、結婚しよ？

あなた

けけけ結婚！？！//

フィン･エイムズ

あなたの下の名前ちゃん…

あなた

どしたのフィンくん？

フィン･エイムズ

好きぃぃぃぃ！！！！！！！

あなた

うわっ、声でかい！

ドット･バレット

ちゅきでぇぇぇす！！！！

あなた

みんな、落ち着いて！？！

何このカオスな状況…

あなた

ほ、ほら！
早くマッシュくんも着替えてきて！

マッシュ･バーンデッド

うす

あなた

早く元に戻らないかなぁ……

レモン･アーヴィン

そのままでいいですよ

あなた

え

レモン･アーヴィン

そして私と付き合いましょう♡♡

ランス･クラウン

悪いなレモン

ランス･クラウン

付き合うのは俺だ

ドット･バレット

何言ってやがるスカシピアス！！

ドット･バレット

俺だよ！！！！

フィン･エイムズ

ぼ…… 僕だってあなたの下の名前ちゃんの事が好きなんだ！！

あなた

フィンくん……

マッシュ･バーンデッド

着替え終わったよ

ランス･クラウン

随分早いな

マッシュ･バーンデッド

どう？似合ってる？

ランス･クラウン

ふん、あなたの下の名前程では無いが

フィン･エイムズ

（ランスくん、素直じゃないな……）

レモン･アーヴィン

3人、絵になりますね♡♡

あなた

そうかな？

レモン･アーヴィン

あ、あなたの下の名前ちゃん……

レモンちゃんの圧がえげつない様な……？

あなた

……なに

レモン･アーヴィン

お願いがあるんです

あなた

お願いとは…！

レモン･アーヴィン

一人称を“俺”にして欲しいんです！

あなた

おお、おれ？

マッシュ･バーンデッド

いやそこは僕でしょ

ランス･クラウン

俺に賛成だ

ドット･バレット

俺派だな

フィン･エイムズ

でもあなたの下の名前ちゃんて僕っぽくない？

レモン･アーヴィン

……俺です！！

マッシュ･バーンデッド

僕

レモン･アーヴィン

心苦しいですがマッシュくん！！
勝負です！！

マッシュ･バーンデッド

どんとこい

レモン･アーヴィン

最初はぐー！じゃんけんぽん！

レモン･アーヴィン

（チョキ）

マッシュ･バーンデッド

（パー）

マッシュ･バーンデッド

負けた……

レモン･アーヴィン

よし♡♡

レモン･アーヴィン

あなたの下の名前ちゃん、“俺”ですよ♡♡

あなた

えー……

レモン･アーヴィン

さんはい♡

あなた

お、俺……？

レモン･アーヴィン

きゃーん♡♡最高です！！！！

ランス･クラウン

“ランスは俺が守る”

ランス･クラウン

ほら、言え

あなた

（ランス･クラウン……覚えとけよ）

あなた

ランスは俺が守ってやる（爆イケボ）

ランス･クラウン

……ぅぐぁｯｯｯｯ！！！！！

レモン･アーヴィン

ちょ、鼻血止めてくださいよ

ドット･バレット

くそぉぉ俺も俺も！！！！！！

マッシュ･バーンデッド

僕も

フィン･エイムズ

……僕も言ってほしいな…

あなた

…///

普段やらないから恥ずかしい。

あなた

じゃ、じゃあ！

あなた

マッシュくんたちも一人称わたしにして！

マッシュ･バーンデッド

わ、わたしシュークリーム食べたい、？

あなた

……きごちな

ランス･クラウン

ワタシハランス･クラウンヨ

あなた

ランスくんぶっ壊れた

バンッ

あなた

うぐぁっ

勢い良く部屋の扉が開いた。

レイン･エイムズ

あなたの下の名前はいるか！？

あなた

あ、レインくんどしたの

レイン･エイムズ

誰だお前……

レイン･エイムズ

なぜあなたの下の名前の部屋にいる！！

あなた

え、違うわたし

マッシュ･バーンデッド

この子あなたの下の名前ちゃんだよ

ランス･クラウン

あなたの下の名前って事も分からないなんて……

ランス･クラウン

ふん、まだまだだな

レイン･エイムズ

黙れパルチザンかますぞ

あなた

これはかくかくしかじか……

そして私たちはさっき起こったことを説明した。

レイン･エイムズ

なるほど、性別転換魔法か

レイン･エイムズ

厄介な目に遭ったな

あなた

ほんとだよ……

レイン･エイムズ

…にしてもあなたの下の名前、身長伸びたな

あなた

言われてみれば！

本来なら163cmのはずがなんと173cmに。

レイン･エイムズ

（目線が近くて嬉しい……）

あなた

？

レイン･エイムズ

変な奴に捕まるなよ

あなた

まあ大丈夫っしょ！！

私はふふん、と自慢げに笑う。

レイン･エイムズ

（大丈夫だといいんだが……）

レモン･アーヴィン

あなたの下の名前ちゃんたち、午後の授業出なきゃまずいですよ！

あなた

でもこの状態じゃ……

レイン･エイムズ

出た方がいい

あなた

 やっぱそうだよなぁ

マッシュ･バーンデッド

僕たちが着いてるから平気だよ

ランス･クラウン

ああ、何としてでも守ってやる

あなた

（立場逆な気がするけど……まあいっか）

ドット･バレット

俺も着いてるしな！

フィン･エイムズ

ぼ、僕も！！！！

レモン･アーヴィン

もちろん私もですよ！

レイン･エイムズ

困ったことかあったら言えよ

あなた

みんな…ありがとう！

あなた

うぅ……行くか…

ガチャ

生徒A

きゃぁぁぁぁ！！！
さっきのイケメンの人だわ！！♡♡

レモン･アーヴィン

挨拶でもしてみたらどうですか？

あなた

大丈夫かな……

レモン･アーヴィン

ええ！♡

あなた

……ﾆｺｯ

私は貼り付けたような笑みで手を振った。

生徒A

きゃぁぁぁぁ♡♡

生徒B

なんてイケメンなの！！///

2人は骨が抜けたようにへたってしまった。

あなた

あ……大丈夫…？

私が手を差し伸べ用のすると、

レモン･アーヴィン

あなたの下の名前ちゃん、いや、あなたの下の名前くん

レモン･アーヴィン

やめておきましょう。
わたしが悪かったです。

あなた

……うん？

レモンちゃんに止められた。
私悪いことしたかな！？！

ランス･クラウン

もうすぐ授業が始まるよ

ランス･クラウン

早く行こう

あなた

ぶっ……口調……しぬ……笑笑

ランス･クラウン

笑うな

ドット･バレット

んぐぶっ……しぬ……笑笑笑

ランス･クラウン

殺すぞ

レモン･アーヴィン

ランスくん、可愛い見た目で物騒な事言わないでください！

ランス･クラウン

俺よりあなたの下の名前のが……

レモン･アーヴィン

もういいです、早く行きますよ

フィン･エイムズ

（レモンちゃん頼れるぅぅぅぅ！！！）

私たちはやっと教室に着いた。

あなた

長……かった………

オーター･マドル

皆さん、席に着いてください

あなた

げ、今日の先生オーターさん？

レモン･アーヴィン

みたいですね……

ランス･クラウン

うまくやり過ごすぞ

マッシュ･バーンデッド

ガッテン

ドット･バレット

おうよ！

フィン･エイムズ

バレないといいね……

オーター･マドル

では授業を始めます

オーター･マドル

本日の魔法は身体交換魔法です

あなた

また趣味の悪い魔法を……

オーター･マドル

相手と自分の体を入れ替える魔法です

オーター･マドル

呪文は〜〜〜、〜です

オーター･マドル

では1度唱えてみましょう

あなた

〜〜〜、〜

オーター･マドル

ですが

オーター･マドル

人には向けないように

あなた

あ、杖がっ！！！

手が滑って杖を離してしまった。

あなた

まずい！ランスくん避けて！！！

ランス･クラウン

なんだ、ｯｯ！？

ぽふんっ

フィン･エイムズ

まさか……

❤︎

宣伝通ります！！

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❤︎

祝･おはなしるーむ作りました！！

❤︎

色々と書いてあるので良ければ
いらしてください🥳🥳

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第29話 # 25

❤︎

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。