全員が大地の方へと行くため
聞こえてないけど俺もそれについて行った
月島の裾を少し引っ張り
口角が上がっていくのを感じ
小さくガッツポーズをし
時々小さくジャンプして
両手を胸の前に構え
手のひらを内側に向けた後指先を交互に上下に動かす
嬉しそうに微笑み
少し半泣きで
聞こえないが
表情からして喜んでいると感じ
菅原に近づき少し出ている涙を拭い
頭を撫でながら
優しく微笑んだ
泣きながらあなたの下の名前(カタカナ)を抱きしめ
それに応えるように抱きしめた
全員が燃え上がったのだ
あなたのあだ名(カタカナ)の存在はバレーでのスタメンであるだけでは無い
バレー部全員を引っ張って上がっていく存在でもあるのだ
ー 当日 ー
楽しすぎて右往左往とうろうろし
緊張で酔った日向がトイレに駆け込む姿を見
焦って日向を追いかけ
日向がトイレに駆け込み
心配しながらトイレ前でうろうろとしていると
肩を揺らし
後ろを向けば
試合のビデオで見た大王様が居たのだ
手を力強く掴み
上下に勢いよく振り
目を輝かせながら及川を見詰め
その目を見た及川は目を見開き
人差し指を耳に当て
親指を立てた手を握り
それを耳に当て
スマホを取り出し
何かメッセージを書き
スマホにそう書かれていた
縦に首を振り
申し訳なさそうに眉を下げ
スマホを取り出し
メッセージを書き
そう微笑み
目を輝かせながらそのメッセージを見せ
及川の方を見詰め
優しく微笑み
そうやって雑談をしていると奥から
首を傾げ
邪魔するかと思い離れていこうと思えば
軽く頭を叩き













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。