母さんに許可を貰い、女子はリビング、男子
は俺の部屋で寝ることになった。
あらぁ、賑やかでいいわね。
とも君のお母さん!私も出来る
ことならお手伝いします!!
ありがと〜
珠莉は偉いね〜
だね〜
いやいや、お前らも手伝って
やれよw
そういう一樹が手伝ったら?
…全員手伝え。
はーい。
はいw
騒がしいのはうるさいぞ。
友哉は湊翔のゲームの相手でも
したら?僕達が手伝うし。
え、いいのか?
うん。
じゃ、お言葉に甘えて…
えー…兄さん、弱いじゃん。
真姉の方が強いんだけど。
グチグチ言いながら俺を相手にゲームをする
湊翔。久しぶりに兄弟でゲームをやった気が
した。
楽しそうで何より。
ねー、真姉。兄さんじゃ相手に
なんないから明日でもいいから
ゲームしようよ。
じゃ、明日しよっか。
湊翔は真を話をしながら俺のことをボロクソ
にやっつけている。
まーちゃん、こっち手伝って!
あ、はーい!
暫くして晩飯を食い終わると俺は先に部屋に
戻った。
……。
明日はどんなミッションが来るんだよ…
もし、人を殺せとかだったら俺は…
…死ぬ。
そんなミッションには従いたくない。それが
例え死ぬとしても…
…っと、どうした?部屋の電気
くらいつけろよ。
つける元気なんかねーよ…
…まぁ、そうだよな……
そう言うと、咲玖が俺の隣に座った。
…暗いことばっかり考えてたら
本当にその通りになるぞ?
分かってるけどさ…もしも人を
殺せとかのミッションが出たら
どうしよう、って…
う〜ん……その時はその時だ。
けど、俺的には友哉は最後まで
生き残ると思うぞ。
何で?
友哉のことを支えてくれる仲間
も家族もいるじゃねーか。もし
かしたら、いない人もいるかも
しれないじゃんか。
家族に言えるか?こんなこと。
例えば帰って1人だったら、
言えなくても何か悲しくならないか?
…なるかも。
だったら、家族ってのは大切な
もんだろ。
ああ…
ガタッ……
ん?そこに誰かいるのか?
咲玖が問いかけるが誰も出て来ない。
風で扉が動いたんじゃね?
なら、いいけど…もし……
もし?
…いや、何でもない。
?…そうか…
あ、リビング戻ろうぜ?みんな
でゲーム大会でも!
お、いいなそれ!
2人でリビングに行くと他のみんながテレビ
の前でゲームをしていた。
こんな日が続けばいいのに…
そんなことを思いながら、俺と咲玖はみんな
に混ざった…
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。