前の話
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~ あなたside ~
肌の指すような風が吹く朝 。
ふと携帯に目をやると幼馴染みのアイツから通知が、
変わらんなー、朝弱いの 笑
『あなたーー、!』
聞き慣れた声が信号待ちをしている私の背中からしたと思えば遅刻した当本人の大吾が…笑
「あほーっ!」
『いひゃいぃ!』
「もう何回目やねん(笑)」
『ごめんって、でも俺朝弱いやん?』
「マフラー、似合ってるやん、着けてくれてんねんな、」
ちょっとマフラーの裾を引っ張りながら言ってみる
『あっ気付いた?(笑)』
そう言うと照れたように笑う大吾
「よし、帰りジュース奢ってな←」
『えぇ、良いけど、』
「やった」
こんな毎日が続くと思ってた、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。