山口くんに事情を話すと安心して話を聞いてくれた
…良かった、話が通じて…
そこへ
ツッキーの起きる声がした
お願いだからさっきの出来事を覚えてないでくれ
私が死にたくなる
人前で涙を見せるなんて…
あ、待って
今顔に涙のあと付いてないよね!?!
付いてたらどうしよぉ~!!!
混乱しながらも挨拶は返してくれた
お願い、さっきのことは思い出さないで
私の気持ちが恥ずか死んじゃうから
まじで
私は山口くんと顔を見合わせ
頷き
嘘は言ってない。
本当に連れ込まれたし
強引に
あ、腕を隠さないと…
赤くなってるのがバレちゃう…
すぐに腕を後ろに隠した
山口くんは私の腕を引っ張り
ツッキーに見せるようにした
…まったく、山口くんったら…
ツッキーのお願いは絶体なのかよぉ…
安堵した
ツッキーが自分で付けたことを覚えてない
良かった。
これで責任を感じられても困るからね
でもこれはこれで面倒臭いな
ダレに付けられたって…
どうやって言い訳しようかな
うぅ~ん…
嘘だってバレた
な、なんで…
なんでっという顔をしていると
なんだコイツ…
どこぞの名探偵かよ
眼鏡なのは一緒だけども…
髪色は違うじゃんッ!!
名探偵にならないでくれよ…
面倒臭い
嗚呼、これは…
逃げられそうに無いかもですな…。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。