なつが、病室に戻ったあとから呼吸が何故か荒くなった
くるしい、…
ナースコール押そうにも辛すぎて無理だ、…
息が吸えねぇ、…
いや、…タイミング完璧っすよ、、看護師さん、
しんどい、…
その言葉しか出てこない、
そういって、俺の背中を擦ってくれた
数分すると、別の看護師さんがきて忙しかったのか
「酸素マスクです」とだけ言って帰っていった
そう言って器用に付ける、それとともに、
呼吸が楽になっていく
こく、と頷く
また、頷く
酸素マスクのせいでうまく喋れないため、
近くにあったペンとメモ用紙を手に取る
看護師さんは真剣になって俺が書いた文字を俺から直接
話を聞くように読んでくれた
看護師さんは、何かいいたげな顔をするも
何も言わなかった
俺は疑問に思っていたことをたずねた
そんなことは分かってた、
ただ、、、ただっ!なつには寂しい思いさせたくない、
他の奴らなんかはどうでもいい、
ただ、俺の彼女、、愛する人だけは、悲しませたくない
そう俺に尋ねてきた、
俺は、正直に言うとしたくねぇ、
けど、また、違う病気だったら、…今見つけたほうが、
なつとまだ居れる、…
はい、と言うように頷く
……いやいや、俺、子供ですか、…?
なんか、子供扱いされてません、…?
なんて、考えてたら、痛みが走る
俺は痛みで少し顔を歪めながら、頷く
看護師さんは少し考えたあとそう俺に提案した
なつに、…会いたい、
俺の体が持つ限り、ずっと、傍に居てほしい、
俺のそんな気持ちに気付いてくれたのか、
そう言い残して、俺の病室を出ていく
今この病室には俺が酸素マスクで呼吸をする音しか
聞こえない、
しばらく待っていると、点滴が終わりいつも通りの
元気ななつが焦ったように俺に
駆け寄ってくる
…ずっと、聞きたかった大好きな声、…
その声を聞くと同時に、自然と笑みが溢れていた
だいぶ、呼吸の方は落ち着いてきたから、看護師さんに
酸素マスクを外してもらい、「何かあったらナースコー
ル押してください」と言って、俺となつの2人だけの
時間を作ってくれた
おぉ、…?別にそんな焦ることではねぇだろ、…なんて
思いながら、俺に抱きついてきたなつの頭を
優しく撫でる
うん、俺の彼女そういうところだけ無駄に
鋭すぎるだろ…
そういって微笑む
余命まで残り130日______
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!