ピーッ
このまま過呼吸になるんじゃないかって程
息が続かない。
残り10分、現在は同点。
ものすごい激戦をくりだしていた。
だが俺は中学3年、
今年で中学を卒業してしまう。
負けたら最後の試合。
俺らは負ける訳には行かなかった。
だから、死に物狂いで
必死に叫んだ
だが負ける訳にいかないのも、
体力がギリギリなのも俺らだけでなく対戦相手も一緒。
だが、相手にはとても手強い強敵がいる。
それこそがあのキャプテン○○だ。
彼奴はリーダーシップがあるだけでなく、
みんなの利点や不利点を完全に把握をしている。
…俺とは大違いだ。
俺にボールが回ってきた瞬間、
相手チームが俺をターゲットにしたんだとすぐに気が付いた。
その時の笑顔は自分の勝利が確定したかのように、
嘲笑うように笑顔を見せてきた。
こんな奴と正面で勝負なんてしたら
なんて考えると寒気がした。
確実に負ける。
そう直感で感じてしまった
だが試合の勝利に少しでも近づきたい、
キャプテンとしての責任を謳歌したいと思い、
ひとあがきしようと動こうとした。
だが今までの疲弊で足が思う様に動かすことができず、
そのまま__
ピピーッ『ゴール!!!!○○選手ゴールに入れたあぁ!!!!!!
試合終了です!!』
俺のせいだ。
俺はキャプテンなのに、先輩なのに
指示上手くできてなかったし
あそこで無理矢理にでも動かせれば…
こうゆうところが俺の詰めが甘いところだ。
もっと才能があれば…
だが悔やんでももう過去のこと。
部活の人には申し訳ない思いになると同時に、
はなんで先輩としてもキャプテンとしても
なんにもできないんだと自分を責めることしか出来なかった。
暗い表情でぼーっとボールを見続けていた俺を見て
心配をし、気遣ったてるとが優しく話し掛けてくれた。
急に話し掛けられたのもだが、
心配してくれていることに気づき、
その両方にびっくりした。
はい、中学時代のしゆてるはサッカー部設定です。
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝episodeØ《壊れていく関係》
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。