第3話

36
2026/05/14 09:20 更新














  任務で起こった事だった。
  私達は『 ChroNoiR 』の情報を集める為、
  潜入調査をしていた。




knmc
knmc
  じゃあ、僕達であっち見てくるから  
  青薔薇はそっち行って。
あなた
  私だけ?!行ける … ?  
knmc
knmc
  行ける行ける。  
  頑張れーー。



  刀也に指示された私は、
  指示役の言葉を信じて
  一人で二階を見に行った。

  今思えば、おかしい事だらけだった。




あなた
  … 収穫なし、か  



  流石ChroNoiR。
  そう思いながらがっかりしていると、
  突然下の階から銃声が聞こえた。
  刀也達がいる場所だった。


あなた
  ?!、ヤバ、ッ  



  警備員に見つかったのか。
  そう思い、急いで階段を下る。
  そして、自慢の足で走った。
  目に入った光景は、自分を疑いたくなるような
  そんな光景だった。




mob
  ゔッ、ぅ …  
mob
  ッあお、ばら … ッ  
あなた
  … は、?  



  目を疑った。

  刀也以外の仲間は血を流して倒れ、
  刀也が返り血のようなものを浴びている。
  仲間に触れてみると、まだ生暖かかったが…
  多分、手遅れだった。


knmc
knmc
  … 青薔薇  
あなた
  し、とう … ?  
knmc
knmc
  いやー、やっぱり速いですね。  
  流石、僕の " 元相棒 " 。



  見間違いではないかと、
  何度も目を擦った。
  偽物ではないかと、周りを見渡した。
  夢であれと、頬を殴った。
  


  
knmc
knmc
  … 夢だったら
  良かったですか?  



  信じたくなかったが、
  目の前にいるのは、
  悲しい顔で笑う刀也だった。


あなた
  なんで … っ、  
  刀也 … ?
knmc
knmc
  … すみませんね。
  こうするしか、なかったんですよ。  



  刀也が私に向かって銃を構える。


  こうするしか、って何?
  私を置いて行っちゃうの?
  あの笑顔はどこに行っちゃったの?

  そんな事を何度も何度も考えた。
  

knmc
knmc
  ……… あなたの下の名前。  
  出口から拠点に帰れ。  
あなた
  え …  
knmc
knmc
  今なら見逃してあげるから。  
  早く行け。



  先程とはまるで別人のような、
  そんな冷たい表情と声で
  私に指示した。


あなた
  っやだ、刀也と …  
knmc
knmc
  あなたの下の名前。  



  言い聞かせるように名前を呼んだ。
  『 もうダメなんだよ 』と言うように、
  目を逸らした。

  本当は、刀也と一緒に帰りたい。
  私だけなんて嫌だ。

  だが、ここで逃げないと自分が死ぬ。
  そう思い、私は走り出した。
  ふりかえらなかった。
  振り返ったら、立ち止まってしまうから。


knmc
knmc
  … ごめん  



  









  私は、相棒に裏切られた。
















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