第6話

第6話 願い
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2023/07/25 21:48 更新
莉緒がいる施設から約30分ほど歩いたところに人通りが少ないダムがあった
そこは、莉緒の通う小学校が毎年マラソン大会を行う場所だった
莉緒は運動が苦手なのでその場所はあまり好きでは無かった…
莉緒
莉緒
もう、全部終わらせよう
莉緒はもう、何も怖く無かった
死ぬことに恐怖も感じなかった
莉緒
莉緒
バイバイ、みんな


















































〜♪
莉緒
莉緒
…?
莉緒
莉緒
歌声が聴こえる…
莉緒
莉緒
綺麗な声…
莉緒
莉緒
だれ…?
???
…こんにちは
???
どうしたの?かなりやつれてるじゃない
莉緒
莉緒
何を歌っているの?
???
あぁ…
???
ボクが歌っていたのはね、自分で作った曲なんだ
莉緒
莉緒
どんな歌?
???
うーん
???
簡単に言うと前向きになれそうな歌かな
???
どんなに辛くても、生きて欲しい
???
生きていてくれたらもうそれだけでいい
???
そんな曲だよ
莉緒
莉緒
…ポロッ
莉緒
莉緒
(なんでだろう…自然と涙が溢れてくる)
莉緒
莉緒
(この人の声はとても優しくて…温かい…)
???
莉緒
???
生きて
???
生きて欲しい
???
今はあなたはとても辛い時期だと思う
???
だけどそれを乗り越えて欲しい
???
いつか大切な夢を、大切な人を見つけて、自分の生きる道が見えたその時まで
???
辛いからって死んで逃げて欲しくない
???
お願い
莉緒
莉緒
ポロポロ…
莉緒
莉緒
コクン…
莉緒
莉緒
ありがとう…
???
ニコッ































































優しい風が莉緒を包み込んだ
ふと顔をあげると、そこには誰もいなかった
莉緒
莉緒
あれは、誰だったんだろう…?
優しい声に、優しい瞳を持ったその少女は
どうして莉緒の名前を知っていたのか
分からないことだらけだけど
莉緒は限界まで生きてみようと思えた
自分がどこまで生きていられるか
どこまで精神が持つか
それも分からなかったけど
生き抜いて見せようと思った

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