第12話

11話
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2026/01/04 07:00 更新
国本 愛理鈴くにもと ありす
《りりぃー!
海行こうよ!!!》
花野井はなのい りり
はい???
というわけで半ば強制的に海へ来ることになった。

数日前に風邪を引いてしまい、
今は少し病み上がりなのだが…

とはいっても、完璧に治っているので別に問題はない

愛理鈴によると、
“あの人”に協力してもらい貸切ビーチとのことだ。

だから流酒も一緒に行ける。
いつもお世話になっているし、お礼にはなるかな…


…“あの人”って誰かって?それは知らない。
 「来たらわかる」って言ってたけど…
花野井はなのい りり
というか…
お母さんも来る意味あった?
花野井 凛はなのい りん
あら、いいじゃない
今日暇なのよ
今の1番の問題は、
母も来る…ってことかな

この歳になって一緒にビーチに行くとは…
鏑木 流酒かぶらぎ りゅうしゅ
わ、私まで良いのですか…?
流酒は未だ困惑している。
そんな流酒を見て、母は笑った。
花野井 凛はなのい りん
いいのいいの!
いつもりりをありがとね〜
流酒はそう言われて、
恥ずかしがるように「いえいえ」と頭を横にふる
指定されたビーチに着くと、
既に愛理鈴ともう1人がいた。恐らく“あの人”だ。
国本 愛理鈴くにもと ありす
りり〜!…とりりのお母さん!
…と流酒さぁーーーんッッッ✨
やけに流酒の時だけ元気すぎる。

愛理鈴の近くへ行ってみると、“あの人”の正体が
見えてきた。

それは………
花野井はなのい りり
あ、貴方は…天宮…さん?
天宮 偉斗あまみや いと
り、りり。
久しぶりだな
転校生で私のことを好いている、天宮偉斗あまみや いと

その目線は、私ではなく砂浜に向けている。
多分照れてるんだろう。

何故???

久しぶりに会ったから?いやいや…

思えば、初対面の時よりだいぶ
大人しくなっているかもしれない。

というか、流酒のことはツッコまないのだろうか…
国本 愛理鈴くにもと ありす
へへーん、ビックリした?
天宮くんお金持ちだし、全員に利益!
ふふふ…うち頭良くね?
国本 愛理鈴くにもと ありす
よしっ、それじゃあ着替えに行こ!
そう言って愛理鈴は私を引っ張る。

母はどうやら泳がないみたいだ。
…一体何のために来たのだろうか…

そして、私と愛理鈴が更衣室に向かってるときの
他3人は__
天宮 偉斗あまみや いと
…俺様も着替えに行くか。
おいそこのりりの執事、行くぞ
天宮 偉斗あまみや いと
…は、お前頭どうなって…???
鏑木 流酒かぶらぎ りゅうしゅ
今更ですか…
花野井 凛はなのい りん
(りりに集中していたのね…)
国本 愛理鈴くにもと ありす
じゃじゃーん!
着替え完了っ!!!
後から着替えに行ったのにもかかわらず
偉斗と流酒は既に着替えていた。

愛理鈴は、流酒を見て悲鳴を上げる。
国本 愛理鈴くにもと ありす
これはえr…
やばいですよ流酒さん!!!
鏑木 流酒かぶらぎ りゅうしゅ
そ、そうですか…???
これは困惑して当然だと思う。
上半裸なだけだし。

一方で偉斗も私を見て唖然としている。

唖然とする必要なくない?
国本 愛理鈴くにもと ありす
うおー!!!煩悩よ消え去れ!
海にダイブだぁぁぁ
そう言って私を掴む。
花野井はなのい りり
えっいやちょっ待っ
愛理鈴が私を掴んだせいで私も海にダイブ。

愛理鈴が横に持っていた浮き輪で水面に上がると、
私も水面に上がり、愛理鈴に水をかける
花野井はなのい りり
もう、くらえーっ!!!
国本 愛理鈴くにもと ありす
うぎゃー!やめてぇぇ
私たちが海で水をかけ合っている時、
流酒は母に急かされて私たちのところへと
向かっていた。

一方で偉斗と母は、軽く雑談。
花野井 凛はなのい りん
貴方、りりのこと好きよね?
偉そうなのにバレバレよ
天宮 偉斗あまみや いと
はぁっ!?な、何をそんなこと…
花野井 凛はなのい りん
…あの子が男性苦手なの、知ってる?
凛にそう聞かれ、偉斗は黙り込む。
やがて、首を横に振った。
花野井 凛はなのい りん
そうよね…貴方に
伝えておきたい事なの。
聞いてくれる?
偉斗は、真剣な眼差しで小さく返事をした。

凛が話そうと思ったのは、彼なら
りりを任せられると思ったからだろう。



りりと愛理鈴、流酒が海で遊んでいる風景を
見ながら、2人は話していた。
オマケイラスト
※去年の夏に描いたものなので絵柄が若干古いです

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