その後、私は目隠しをされ
ひんやりと冷たい空気の漂う部屋に
連れてこられたらしかった
鳥肌が止まらない
シュルッ
目を開けると私は仰向けになっていた
暗闇からいきなり光が飛び込んできたのものなので
眩しくて思わず目を細めた
「 組織は真っ黒なのに 」と 心の中で皮肉った
真っ白な天井
両手首、両足首、首は固定されている
あの頃を思い出させて来る薬品の香りも
全てが絶望でしか無かった
私はこの場所を知っているから
コツ、、、コツ、、、コツ、、、
カチャッ
涙でjinの顔がぼやける
それでも銃口が自分に向いているのはハッキリと分かった
絶望だった
指紋、声紋、DNA、髪色、眼の色、輪郭、血液、、、
上げればキリがないほどに、挙げられていく
骨の髄まで調べられたデータ
組織を抜けた時から
私の居場所なんてどこにも無いことは
分かってたのに、、、
このまま、私は生涯を終えるのだろう
この、1人の男の手によって、、、
血の気が引ききって顔が、体が、
真っ青になるのが見なくとも分かった
私の人生はなんだったのだろう
バチが当たったのだろうか
明美と志保を組織に置き去りにして
逃げてきた罰なのか
母さんや父さんの死を直ぐに
悼んであげられなかった罰なのか
新しい家族だなんて、初めての弟が出来たなんて
それではしゃいで、喜んでいた時に
明美と志保はどんな苦労があっただろうか
志保にとっては、母と父の記憶すらなくて
唯一の肉親であった姉も組織に殺され
私が今味わっている絶望とは比べ物にもならないだろう
思考を遮るように、低い声が脳にこだまする
私は目をぎゅっと瞑った
美しい顔立ち
流れるようなプラチナブロンドの髪
深い緑色の瞳は見ているだけで引き込まれてしまいそう
その人物が誰なのか涙で視界がぼやけていても分かった
コツ、コツコツコツ
jinが去り、私はvermouthに目を向ける
なぜ、助けたのか、
私の頭はそれでいっぱいだった
ガシャ、、、
vermouthはどういうつもりか
私の不自由の原因である枷を外した
後ろ姿までもが美しい
揺れる髪は彼女に恐ろしいほど似合っていた
薄暗い廊下を歩いていく
空気が冷たく重たい気がする
恐らく、地下経路だろうか
1年前、それは母さんや新一、蘭ちゃんと
ニューヨークに行った時だろうか
あの通り魔やシャロンがvermouthなのか、?
だとしたら辻褄があってくる
私の問いかけに、vermouthは微笑んだ
目を細めて口元に手を当てる仕草は
何処かヨーロッパの国の女王のようだ
手入れされたネイルがきらりと光る
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
あなたちゃんが、「この場所を知っていた」
というのは
以前、実験室として来たことがあるからです
トラウマになるよ、そりゃあ
┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈┈┈┈┈┈
あなたちゃんがjinに射殺されそうになるシーンは
「純黒の悪夢」のkyurasoとvermouthのシーンの
オマージュだと思っていただければ、!!
┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈┈┈┈┈┈
❤・🌟・💬をしてくださっている方々!
ほんとにモチベでしかない!!!
と言いたいところなのですが、
今年受験と言うこともあって
なかなか更新が難しいところがあるんですよね💦
その時は、4月には必ず戻ってくるので
気長に待っていただければ幸いです!
本当に申し訳ございません、!!!!
そして、これからもよろしくお願いします!!
ばいちゃっ













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!