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第1話

第一話 ルリタマアザミ
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2025/05/16 03:00 更新
医者
あなたの下の名前さん…
(なまえ)
あなた
医者
残念ながら貴方はもう手遅れでしょう…
医者
少し前に手術をすれば貴方は無事だったでしょう…
医者
ですが、貴方が気付かないうちに心臓病になってしまったのです
医者
本当にすみませんでした…っ
(なまえ)
あなた
…先生。余命は残りどれくらいなのでしょうか…
医者
残り一年が限界です…
(なまえ)
あなた
そうですか…

私は今年で4年目の社会人だ。
仕事場では社員から信頼度が高く、いつも困ったとき助けてくれる。
とても楽しい生活だった。


でもいつからだろうか…
新人が増えてから仕事の量が倍になって徹夜しても終わらない仕事で満ち満ちていた。
そのせいか昼夜逆転した事だって何度かあったし、目の下には濃いクマだって出来るし正直に言って
滅茶苦茶辛かったな。

そんな事を思っていたある日の事だった。
何故か胸が締め付けられるような痛みがきて、おかしいと思った私はすぐに病院へ行った。
診断の結果、私は心臓病になったようだ
医者曰く私はもう手遅れみたいで余命は残り1年らしい。
とりあえず歩いたり、食事をとったりするのは問題ないらしいが仕事などをしていたら寿命が縮まるらしいので
私は社長に連絡して仕事を辞めることになった
社長や社員たちは涙を流して私のために花束をくれた。
会社の人たちにはすんなりと言えたが、一人だけまだその事について話していない人が一人いた。
それは…
ゾム
最近帰るのはやなったな…?
(なまえ)
あなた
そう?
彼は大学の卒業式の時に彼氏となった者。ゾムだ。
ゾムの彼女になってから4年目だろうか…。いつもゾムは私の事を大事に思ってくれる。
そんな優しい彼に「余命が残り1年」って言えなかった…
いや、言いたくなかった…
ゾム
そういや仕事はせえへんの?
(なまえ)
あなた
うん。部長が仕事の量を減らしてくれた。
お陰で今はゆっくり休めれる
ゾム
そりゃよかったわ!
あなたはゆっくり休んどき
(なまえ)
あなた
ありがと
ゾムの笑顔を見るたび胸が苦しくなる。
こんな時に言ったらゾムはどれくらい落ち込むんだろうか…。でもこのまま黙ってるのも嫌だ…



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