私は今年で4年目の社会人だ。
仕事場では社員から信頼度が高く、いつも困ったとき助けてくれる。
とても楽しい生活だった。
でもいつからだろうか…
新人が増えてから仕事の量が倍になって徹夜しても終わらない仕事で満ち満ちていた。
そのせいか昼夜逆転した事だって何度かあったし、目の下には濃いクマだって出来るし正直に言って
滅茶苦茶辛かったな。
そんな事を思っていたある日の事だった。
何故か胸が締め付けられるような痛みがきて、おかしいと思った私はすぐに病院へ行った。
診断の結果、私は心臓病になったようだ
医者曰く私はもう手遅れみたいで余命は残り1年らしい。
とりあえず歩いたり、食事をとったりするのは問題ないらしいが仕事などをしていたら寿命が縮まるらしいので
私は社長に連絡して仕事を辞めることになった
社長や社員たちは涙を流して私のために花束をくれた。
会社の人たちにはすんなりと言えたが、一人だけまだその事について話していない人が一人いた。
それは…
彼は大学の卒業式の時に彼氏となった者。ゾムだ。
ゾムの彼女になってから4年目だろうか…。いつもゾムは私の事を大事に思ってくれる。
そんな優しい彼に「余命が残り1年」って言えなかった…
いや、言いたくなかった…
ゾムの笑顔を見るたび胸が苦しくなる。
こんな時に言ったらゾムはどれくらい落ち込むんだろうか…。でもこのまま黙ってるのも嫌だ…
私って最低だな








![[参加型?]空の上で最後の遺言を、](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/fLidrLhRSUUik4ZkTr7M83BhU0V2/cover/01KCTXMWS5RZ2WT40YN9XJ0C3Y_resized_240x340.jpg)




編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!