第3話

001 あの頃の夢
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2026/03/01 05:55 更新
あの頃、僕は夢見ていた。
神坂シオ(幼少期)
今日もかっこいい〜っ...
神坂シオ(幼少期)
ライブも行きたいなぁ〜
当時10歳くらいだった僕が好きだったもの。
それは、「歌い手」だ。
歌い手とは、顔を隠したイラストの体を使い、ネット上で活動するアイドルのようなもの。
僕は、それに夢中だった。

カバンやスマホには推しのグッズをいっぱいつけて、お年玉の使い道も全部推しだった。
神坂シオ(幼少期)
ママ!今度、渋谷行きたい!!
僕は神奈川県で生まれた、いわゆるはまっこ。
だから、渋谷へはそんなに遠くない。
でも、僕が住んでいたところはそんなに都会の方じゃなくて、どちらかと言うとおばあちゃんとおじいちゃんで溢れかえっているような土地だった。
渋谷〜?
ママ疲れちゃうよ〜...
神坂シオ(幼少期)
んん〜...1回でいいから!!
神坂シオ(幼少期)
お願い!!
じゃあ、週末ね、
神坂シオ(幼少期)
いいの?!
神坂シオ(幼少期)
やったぁ!!✨
っふふ、w
こんなに楽しそうな僕だったが、これから少しすると僕は人生最大の壁にぶつかることになる。

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