リクスとの突然の別れから季節が変わろうとしていた。
人々は楽しそうに街を歩く。
カップル達は手を繋ぎ、小さな子はお父さんとお母さんと手を繋ぎ、幸せなオーラを出しながら私の横を通り過ぎる。
少しずつ前を向いて生きていこうと、こうして街を散歩してみるが、やはり心の傷は癒えない。
世間の幸せな様子を見ているとなんだか具合が悪くなる。
私は家に戻る事にした。
次の日もその次の日も、体調は良くならず仕事を休んだ。
リサちゃんから連絡がきていた。
オンニが心配です。仕事が終わったらお見舞いに行ってもいいですか?
ベッドから出るのも辛かったので、リサちゃんに甘える事にした。
 ̄ ̄ ̄ ̄
外が暗くなってきた頃。
そう言って、リサちゃんは美味しそうなご飯を作ってくれた。
リサちゃんはダメです!と強引に食べさせてきた。
何も食べていなかったので、胃がびっくりしたのだろう。
今度は吐き気がしてきた。
私が戻って来ると、
そんな事は考えてもいなかった。
もし本当にそうだったら…
不安でその日は眠れなかった。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。