俺の数少ない同期は朝に非常に弱かった。
普段から若干ふわふわしている口調は
寝起きということもあり、更にふわふわ
している。京夜は前にあなたちゃんの周り
だけお花が浮いて見えるなんて真剣に
言っていたのにも頷けるだろう。
えっとねぇ ~ なんて語尾を伸ばして
喋る同期の姿は控えめに言っても、
とても可愛らしい。他の生徒と誰が
堕とせるかなんて勝負も発生している。
ちなみに有力候補は俺と京夜なのだと。
彼女とは意外にもよく話す機会があった。
考え方が意外と似ていて話しやすいから、
だから彼氏ができて話す機会が減るのは
多少なりとも悲しいなんて思っていた。
だが、" 好き " とは感じたこと無かった。
あなたが笑うと自然と幸せな気持ちに
なれる。彼女は不思議な存在だ。
皆が彼女の一言に一喜一憂する。
それが何故なのか、まだ分からない。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!