もう!もう!!
でも、伊之助の言うとおり、この鬼を倒さないと何も変わらない。
だから、だから!!
私は、腕は斬らずに首に向かって刃を向けた。
当たった!!
速く、速く斬らなきゃ、伊之助が死んでしまう前に!!!
でも、刃が、
もう、チャンスは今しかない!!
炭治郎との約束を守るために。
2人で生きて帰るために!!!!!
—ジャキンッ(首が斬れた音)
誰だっけ?
えっと、しのぶさんから教えてもらった、はず、だけど…
ちょっと、え………??(混乱)
柱に決闘を申し込んでるってこと??
え、バカじゃん。←伊之助ファンの皆様ごめんなさい
まあ、そうなるよね。
こっちもこっちで辛辣ー
この2人死ぬほど相性悪そうだな……
わかってないでしょ。
は?
何、どうゆうこと?
伊之助が縛られてる。
誰に?
半々羽織さんにか。
はっや、ちょっと目を離したすきに……
笑った、のか。
ムフフって笑うんだ。
いや、こんなの人それぞれだから。
よくないから!!
ぜんっぜん、変なの、っとか、思ってないから!!
はやあああああああああ!!
え、まってまって!!
置いてかれるーーーー!!!
あ、半々羽織さんだ…
なに、いまの?
半々羽織さんの近くの糸?的なのが斬られて…
なんか、状況がわからない!!
もう首斬ってるから、大丈夫だとは思うけど、
一応、炭治郎と禰󠄀豆子ちゃんを庇うように立つ。
信じられないくらい、大きな、悲しみの匂いがする。
人を殺した鬼なんかに情けをかけたらダメなのは、わかってる、けど…
やっぱり、私は鬼を恨まない。
なんでだろうね?
大事な家族も殺されたのに。
たくさんの人を悲しませてるのに。
どうしてか私は、この鬼達を、
"救いたい"とまで思ってる。
あの子に届いたかはわからない。
けど、これは、私の素直な思い。
幸せになってほしい。
そう心から思ってしまっている私は、本当にバカなんだろうな、と思う。
そう、そうだよね。
ダメだよね。
こんなんだから、私はいつまでも弱いままなんだよね。
鬼に情けなんてかけちゃダメだよね。
やっぱ、私……
炭治郎、ありがとう。
私、やっぱりバカだね。
鬼は人間だったんだもんね。
私と同じ、人間だった。
本当に大切な物を忘れてた。
ありがとう。
—カキーン
しのぶさん!!
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!