バイト先に入ると同時に、
jp先輩が後ろから声をかけてきた。
いつもの調子。
悪気はないのはわかってる。
でも、その“好き”って言葉、
ちょっとだけ胸がざわつく。
背後から、聞き慣れた声。
振り返ると、
やや不機嫌そうな顔のyaくんが、
ちょっと強めに声をかけてきた。
困ってると、横からすっと腕を取られた。
唐突すぎて思わずついていくと、
軽く引っ張ったままの手を、
なかなか離してくれなかった。
そう言ってぱっと手を離したけど、
顔はちょっと赤かった。
さらっと言われたその一言が、
さっきの「好きだよ〜」よりずっとずっと、刺さった。
… 今のって、どういう意味 ??
そんな軽口のやりとりの中で、
いつもよりちょっとだけ近づいた距離。
でも、“好き”って言葉だけは
まだ出さない。
きりますすすすすすす!!!!!!













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。