第11話

葉の模様
6
2026/04/20 11:00 更新
マリ・ライナー
あー、やっぱり?なんか君、不思議な雰囲気だったからさ、そうかな〜って思って
ヒヨリ・ネイバー
うえ〜、超美形じゃん…ほんとに君普通科?
異能の者同士で情報を共有でもしているんだろうか、あまりに伝わるのが早すぎる。

それに、この二人の会話を聞く限り僕の名前はほとんどの人に知られているんだろう。

勘弁してくれ…
ステラ
マジで…?おまっ、ヤバすぎだろ…
そして、放心状態の人が一人…

こんな形でバレるとは思っていなかったけど、隠し事をしていたのは事実だ。

少しながら罪悪感も感じる。ここは素直に話そうと決めた。
レイラ
ごめん、なんとなく言えなかったんだけど…





状況がよくつかめていないステラに僕はなるべくわかりやすく今まであったことを話した。

アスカ・ラズリーの花婿だったこと、これから忙しくなるだろうということ。

話せることは話した。もちろん、「絶対誰にも言うな」という言葉も忘れずに。

ステラ
マジか〜…お前、人付き合い苦手なのに最悪じゃん、厄年なん?
レイラ
いや、そんな事ないと思うけど…
唐突に話をしたというのに他人の心配をしているステラ、こういうところが人気者という人格者なんだろうか。よく分からない。

ステラは結構神妙な顔で心配してくれているが、正直僕もまだ実感がないため、それほど抱えるものはない。
ステラ
まぁ、なんでもいいけどさ、どうするん?これから
ステラ
なんか色々忙しくなりそうじゃん?それこそラズリーに婿入りとかなったら後継ぐ訳だし…
レイラ
…展開早くない?
ヒヨリ・ネイバー
いや、結構近い未来のことかもしれないよ
レイラ
え?
ヒヨリ・ネイバー
女性の異能の者ってね、自分の花婿見つけたらもうほんっとに浮かれるのよ
ヒヨリ・ネイバー
君はそういう本能的な巡り合わせとか分かんないかもしれないけど、女の子はそうはいかない
ヒヨリ・ネイバー
すぐにでも自分のものにしたいから、結婚できる年齢になったら多分、すぐ結婚届持ってくると思うよ
レイラ
へ〜
ステラ
他人事だな…お前
知らなかった、まさかそんなに花婿が大事な存在だったとは

でも、それにしてはラズリー家からの干渉がないというか…

あの件以降、あちらからの連絡は一向にない。変に静かなのが気味が悪い。
レイラ
めっちゃ放ったらかしにされてるけど、大丈夫なのかな?
ヒヨリ・ネイバー
……………
マリ・ライナー
……さぁ?それよりもやることがあるんじゃない?
レイラ
………?
なんか…歯切れ悪い…?

なんか変に悟られないようにしてるっていうか…ラズリーに関係あるのか?


と、その時、5限前の予鈴が鳴った
ステラ
やっべ!レイラ走るぞ
レイラ
え!?ちょッ走るのは嫌だぁ!!














ヒヨリ・ネイバー
……まさか、こんなこともあるんだね
マリ・ライナー
…うん、あの子普通科だったし、多分自覚もしてないと思う
ヒヨリ・ネイバー
……もったいないな



そう、二人の少女は呟いた







これから起こることも知らずに…


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