*これは とある時間軸の 出来事だ 。
playerは一度目は誰も殺さずにNeutral Routeを終え、その次にTrue Pacifist Routeをクリアした。
幸せに満ち溢れていた所を、RESETに因って何もかも無かったことにされ、
更にGenocide Routeにも進まれた事で、精神的にもSansはかなり参っていた。
Torielを殺し、Papyrusを殺し-...
LOVEを19にしてSansのもとにやって来たplayer。
最愛の弟を亡くした今
生きる意識のない心臓では抗う気さえ起きずに朽ちてしまう。
23回目の攻撃を食らい、やっと我が弟の元へと旅立てると眠りに就いた。
HPは1しかないのに、9999999何ていうカンストしたダメージを与えられ
口に鉄の味を感じながらも、覚めることはない永遠の眠りに墜ちたその時
見知った感覚がSansを襲った。
そう、
playerは"ゲームを終了した"のだった。
Sansはこの行動を理解することが出来なかった。
自分は殺された。憎きplayerに。
漸く休めると安堵したその矢先に、もう一度戦場へとかりだされたのだ。
何故。
何で?
どうして!
もう俺も殺したんだ。
後はあのクソガキと取引をしてこの世界をRESETするだけなのに。
何故態々自身と戦う直前にLOADするのか。
そうか。
コイツはこのゲームのクリアを望んでいるわけではない。
俺との戦いを望んでいるんだ。
ああ、なんて
俺の行動は無意味なことだったのだろう!
虚無感に襲われたSansだったが、身体はプログラムされた通りに動く。もう終わりたいと言うのに
殺されて
殺して
殺されて
殺して
殺されて
また殺されて
殺されて、殺されて、殺されて
そんな時間が何度も繰り返された。
そう、"1度だけ"のGenocide Routeの間に、
Sansは幾度となく殺されていたのだ。
LOADの力によって繰り返されるこの時間に、意味を感じられる訳も無く
Sansは自分の生きる意義すら見失ってしまった。
そんな彼は、164回殺された時
遂に精神に異常を来してしまい、ゲームプログラムに障害を与えてしまった。
小ネタ
164という数字はエンジェルナンバーです。
意味は「蘇り」というもの。
一般的には新しくやり直すというおめでたい言葉なのですが、Raincallにとってそれはどうでしょうね。






![ホワイトテール[White Tale]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/6afbf9b5a8ce3b111dd33193558bc489c1474345/cover/01HX1F8P1N1G2CDD7CZF3H55MB_resized_240x340.jpg)





編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!