ただただ書いてみたかっただけ
自己満
読まなくてもイイヨ!
私、樋口一葉には前世の記憶というものがある。
平々凡々な何処にでも居るような普通の女だった。
今思えば、家族にも環境にも恵まれていたと思う。
両親は彼氏は居ないのかとか何とか言って煩かったけど、優しくて温かい人達だった。
会社の同僚達や後輩とも仲良くやれていたと思う。
皆優しくていい人達だ
でも、私は何故か後輩に背後から刺されて死んだ
苦しむ隙もなく、一瞬にして呆気なく死んだのである
その後目が覚めたら、何故か子供の体で、知らない人達が家族を名乗り、記憶喪失として扱って来た
正直戸惑った
『貴方達のことは知りません』
『ここは何処ですか?』
『誰かと間違えてないですか?』
何度うったてえも家族と名乗る人達は悲しそうな目をして抱き締めて来るのだ
涙を流し、『いちよう』と、『ごめんなさい』としか言わない
そんな事されても、と私は思うのに、何故かそうされたら胸がギュッと締め付けられた様な気がして、わたしは泣いてしまうのだ
悲しくなんて無いのに、他人の筈なのに
何故だろう?
そんな悩みを抱えていた_______
あ、改めましてコンニチハ?
樋口一葉です。
元OLの記憶を持つマフィアです
え?先程と雰囲気が違うって?あーーー、、、
うん、吹っ切れました!((
私こう見えても(?)深くは考えない、と言うか考えたくないタイプの人間でして、あぁ悩んでも仕方ないなってなりましてですねぇ、、
まぁ超簡単にまとめると、『まぁいっか!』ってことです
真逆に人生二回目に突入するとは思ってなかったんですけど、人生何があるか分かりませんねぇ、、
さて、気を取り直してお仕事しますか!
えへへ〜今日も先輩は御美しくてカッコイイ、、
しかも声が小野○章だし、、前髪とか赤ちゃんで可愛いし、、
はぁ、、、先輩尊い、、
芥川龍之介って前じゃあ有名な文豪の名だったけ?
芥川賞とかあった気がする。
流石先輩!!!!あっちの世界でも超絶スーパー!!!(?)
ああ、御電話している姿も御美しい、、スキ、、
銀に貰ったお茶を一飲みし、机に項垂れる
皆一斉に立ち上がり背筋を伸ばす
彼は五大幹部の1人、中原中也
そう言えばこの人も前の世界で詩人として有名だったような、、確か太宰治とも一緒に作品作ってたっけ?
私、樋口一葉
人生2週目、まぁ色々大変なことはありますが、人生謳歌してます!
樋口一葉成り代わり主
色々悩み抱えてるけどまぁいっか!精神で乗り切っている
芥川先輩大好きマン。恋と言うより推しに近い。お仕事は推し事でもある。
正直家族の事は余り好きでは無いし他人だと思ってる。え?両親?あー、、居ましたねぇそんな人。今何してるんでしょう、興味ないけど。
太宰治許さんと思ってる。過去の経歴観て凄いとは思うがそれと同時に先輩にした愚行に歯を食いしばりながら血涙流した。
先輩っ、、何て健気なっ、!!おのれ太宰治ぅ!!!許さんぞおおおお!!!!!!!!!!
「、、貴方は何故、死にたいのですか?」
「え?」
「中也さんから聞きました。貴方は死にたがりであると」
「あぁ、そういう事」
「それで、何故死にたいのですか?」
「うーん、、そうだねぇ、、」
「もう、生きるのに飽きてしまったからかな!」
にこり美しい笑みを浮かべて答える太宰
その笑みからは、1種の殺気が出ていた。これ以上踏み込むな、と
警告をしているのだ
「、、そうですか、」
そう相槌を打ち、一呼吸してから、目を合わせずに尋ねた
「なら、来世というものがあったらどうするんですか?二回目の人生も、自殺して終わらせるんですか?3回目があるかもしれませんよ」
ずっと気になっていたのだ。
私みたいに人生何が起きるか分からない
人生二回目があるのだから、きっと私の知らないどこには人生3回目である人もいるだろう
なら、この男は?
死にたがりのこの男は、生きるのに飽きたと言った。なら、二回目でも自殺をして生を終わらせるのだろうか?
三回目、四回目があっても?
それは、余りにも酷だ。
生を謳歌出来ない、飽きたと、そう、言っているこの男がもし、自分のような体験をしたら?
そう考えると憐れみすら感じる。
芥川先輩へのこととかは絶っっっっっ対に!!!!許さないけれど、流石にそれは可哀想だ
「、、君は、」
目を少し見開いた男が、圧のある笑みを消した
ストンと表情を落としたその顔は、まるで迷子の子供のようだった。
私の頬に手を当てて、撫でる
正直辞めて欲しい
やって貰えるなら先輩が良かった
ああ、今頃何を為さっているだろうか、
「、、君のような質問をしてきた人は、何人も居たよ。その時、私はこう答えた」
「“そんなもの、本当に信じているの?”」
「……」
その声にはなんの感情も含まない冷淡な声。
私はなんとも答えなかった
メロス野郎、否、太宰は続ける
「そんな非科学的なものを私は信じないし、仮にあったとしてもまた自殺するだけだ。来世なんてものは所詮、人が死に脅え創り出した偶像に過ぎない。けれど、_______」
「君の言い方はまるで、“そうである事を疑っちゃいない”」
「ねぇ、君は今、“人生何周目”?」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。