きっと、俺は世間一般で言うと''ヴィラン''
ヒーローの敵だ
そして漫画では必ず倒される存在
だが俺は一つだけ思うことがある
「ヒーローなんてヴィランが存在しないとなんの価値もないただの人だ」と
つまり、ヒーローはヴィランがいてこそヒーローとして成り立っている、と言うことだ
あぁ、いけないいけない
つい思考に没頭していた
何か考えていると目の前のことを忘れてしまうのは悪い癖だな
それで昔ヒーローに両腕を取られたんだ、直さないとな
俺は毎回、人間を殺す時に人生に悔いはないか聞く
俺は黙ってこいつの悔いを聞く
俺は義手で持っているナイフで人間にとどめを指す
人間は微笑み、安らかに眠る
_____俺は、世間一般で言うと''ヴィラン''だ
ただ、これは俺なりのヒーロー活動だ
死にたい人を安らかに眠らせる
そんな、ヒーローだ
以下、軽い設定
ヴィラン名、決まってない
両腕義手
死にたい人を殺すヴィラン
両腕を失った経緯
人を殺す
↓
ヒーローに見つかる
↓
ヒーローを瀕死状態にする
↓
最後の抵抗として両腕を取られる
↓
ヒーロー殺す
個性、不明
このヴィランの存在は都市伝説程度に広まっている
ただ、ヒーローも他の人もどうせ嘘だと思っている
都市伝説の内容は
「特定の電話番号に電話して死にたい理由・死ぬ時の詳細(死に場所・死亡時刻・死因)などを伝えて死亡時刻の数分前に死に場所に行くと殺してもらえる」
って内容
世間一般的にはヴィランだけど殺してもらった人と本人からすればヒーローだと思っている












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。