お菓子作りをしていいと許可が出たので
早速材料を買いに行こうと思う。
ただひとつ、問題がある。
お気づきの方もいるだろう。
それは、、、、、、
私 「なんでですか!?」
五 「だから、買い物は僕だけで行くからね。」
悟さんが買い物に行かせてくれないことだ
私 「私も買い物に行きたいです。」
五 「駄目!
あなたのことは、
僕以外の人に見せたくない。」
悟さんも全然譲ってくれない。
私 「お願い。 悟さん。
悟さんと一緒に買い物に行きたいの。」
五 「う~~~~~~ん。」
私 「二人でお出掛けするの初めてですよね。
悟さんとデートしたいです。」
二人で買い物に行くってことは
デートするってことだよね。
五 「も~~~う。
すぐ可愛いこと言うんだから。」
悟さんはワシャワシャと私の頭を撫でて
五 「他の男のこと見ないでよ。」
了承してくれた。
私 「もちろんです!
私の好きな人は悟さんなので。」
私がそう言うと安心したような顔をした。
そのあと、すぐに着替えて外に出た。
私 「悟さん! 可愛いですか?」
悟さんが好きそうな可愛い服を着てみた。
フリフリの可愛いスカートに
白い肩出しのトップス。
自分でもこの服が気に入っている。
私 「悟さん?」
さっきから黙っている。
私 「似合ってないですか?」
急に不安になり、声が震える。
すると、急に抱き締めてきて
五 「めっちゃ似合ってる。
誰にも見せたくなくなっちやった。」
耳元でそう呟かれ顔が真っ赤になるのが
わかった。
私 「悟さん!? 外ですよ!?」
五 「やっぱり、家にいて?」
せっかく外に出たのにそんなことを
言い出すので
私 「嫌です。 ほら、行きましょ?」
悟さんの手を握ってお店に向かう。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。