あの日からなんだかんだ言って、俺らは仕事をし続けた
雑用だったり、情報収集だったり、拷問だったり
終わりの見えない仕事量に初めこそ戸惑いはしたが少し慣れてきた
そんな、ここへ来てから数日経った俺らは
暗黙の了解で「蒼羽に呼ばれたことは黙っておこう」となっていた
何故だか分からないけれど…
あの、蒼羽に教えてもらってから丁度3日後になってしまった
何を聞かされるのか、なにがあったのか、
疑問を巡らせながらも、桜華とふたりで情報の整理をしていた
桜華は必ず調べる理由を言わない
なんなら目的も分からない
ただ、従うしか無かった
情報なら初兎ちゃんに頼めばいいのに…
すると、
コンコン
という音が部屋へ響き渡った
ガチャッ
突然蒼羽が入ってきた
なんか最近コイツに絡まれること多いな…
そうして俺は着いていった
今日のこと、言われるのかな
いきなり蒼羽の部屋に呼び出された
……なんの話しだ?
正直、悩むところはいっぱいあった
初兎ちゃんもアニキも同じ気持ちだと思う
けど、
氷夜にも言われたけど、
俺は逃げたくない
そう言って、俺は蒼羽の部屋を出た













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!