〜🥞Side〜
じりりりり
まだ…眠い…あと五分ぐらい寝たい……
でも…おき…な…………って、
とっ、ととっ、冬弥?!
いや、同室なのになんでこんな驚いてんだ、俺!
ガタンッ
あっ…………
起こしちゃったぁぁぁぁ
《寝起き可愛すぎ大事件》
この、警戒心の欠片もない奴め……!
俺だって男なんだぞ…?!
いや、こんなん男に思ってどうすんだよ!
俺、ノンケだよな…?
冬弥が、隠れた髪の奥でふわっと笑った気がした。
バケモン!!!
ーーーーー★THE★暇★ーーーーー
とーやがいないと暇だ…
あいつ、いい暇つぶしになるからな(((
そういや、ホテルを譲ってもらったってことは食堂もあるのか…?(話聞いてなかった)
つまりは…
この頃冬弥は…
授業に集中できない。
すごく、久しぶりに褒められた。
俺は、小さい頃から頭が良いと言われてきた。
これは、小学一年生〝から〟のことだったか…?
褒めてもらえるかな、?
きっと、俺なら出来るって信じてくれてるんだ
とうとう、百回を突破した。
でも、俺を褒める言葉は一切出てこなかった。
俺が褒められた日は…一日もなかったな
そしてこれは、中学まで続いた。
もちろん、高校までも。
俺は…努力をしていないと思われているのか、?
すべて、生まれ持ったものだと思われている…?
俺の必死の努力は、すべて「生まれ持った才能」として片付けられているのか…?
なんだよ、みんな同じことばかり…
俺は体型もいい方ではないしな、
周りは、何を言っているのだろう…
勉強ばかりしてきた俺に、人の恋愛感情は分からない。
あれは、一体、どういうものなんだろうか。
恋愛とは、とても面倒くさいのかもしれないな。
特に、その恋愛感情に当てられた時。
俺は、そんなに凄い人を振った……?のか?
しばらく、それは続いた。
それから、高校に上がるとき
俺はみんなが通う学校とは少し遠い学校に通うことにした。
神山高校。
それから悪口は、何も聞こえなくなった。
そこで出会った彼…東雲は、人間の気持ちも分からないような臆病者とも笑顔で接してくれたんだ…。
俺にとって東雲は、曇天を切り裂いて現れた太陽だった。
カッ…カッ
いい人に出会ったな。
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!