※少し残酷描写あり
ぞろぞろと、メイド達が集まってきた。
こんなに緊張する集会は所属直後以来だ。
急いでぴしりと起立をする。
心臓がどくどく叫ぶように鼓動している。
ドックン、と物凄い音を立て、心臓はまた小刻みに動く。
そう。私が仕えるゴールト家は、昔から残る伝記にも書かれるくらい有名だというのと同時に、昔、魔女により一家を滅ぼされかけた事があったらしい。
ゴールト様は、奥から分厚い本を大量に出した。
そして、皆に3冊ずつ本が配られ、その日の集会はそれでお開きになった。
部屋に戻り、少しだけ本を見てみることにした。
少し触れると、ザラッとしていてどことなく不吉だ。
魔女の見分け方
体にあざなどのマークがないかチェック。
異端や悪魔との結びつきを示すような持ち物がないか所持品チェック
聖水で体をこすると悪魔のマークが出ることがあるのでそれを試す
針で刺したあとにやはりマークが出ることがあるのでそれを試す
1ページ見ただけで目眩がした。
対処法
常に聖水を常備し、魔女に会ったは思い切り魔女に聖水をかけましょう。
かけたのに悪魔のマークが出てこないなら、役人を呼び、検査をします。
検査内容
川に沈め、浮いたら魔女、沈んだら人間
熱した鉄の棒を手に持たせ、回復力が高ければ魔女
親指に縄をくくり、自白するまで吊るす。
処刑方法
聖火で炙る
足におもりを付け川に沈める
引きずり回す
首切り
吐き気を催してきた。
手で口を抑えながら、急いでトイレに駆け込みながらも、私はこう思った。
その晩、私は夜中にひっそりと泣いた。
初めて、私は他人の事で泣いた。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。