ケースケside
そう自分に言い聞かせていると、
俺と黒亜さんが自己紹介(?)していると…
パキッと何かが折れるような音がした。
そこには…
青年「………」
オレは木に隠れながら、
黒亜さんと一緒にその男の後を追う。
NO side
城田「さて…お前達、
上納金はきっちり持ってきたか?」
青年「はい、城田さん…!」
男たちはダンボールの中に財布を入れていた。
男「で?お前らは誰だよ」
ガシッ!!
ケースケと黒亜は男たちに捕まってしまい、
広場の真ん中に投げ出された。
城田「俺達の秘密の集会、見られちまったか…」
城田「ってことは、タダじゃ帰せねぇよなぁ?
東京湾にでも沈めちまうか…」
恐怖で後ずさりをするケースケと、
ケースケを必死に守ろうとする黒亜だが、
男たちに何度も何度も殴られてしまう。
城田「許してほしいか?
だったら大きな声でこう言うんだ。
『降参です。城田さんのことは誰にも
喋らないので許してください』ってなぁ!」
ドガッ!!
城田「さぁ言え、この弱虫毛虫が!」
城田「は?」
城田「んだとゴラァ…!」
城田はケースケの胸ぐらを掴む。
それでも、ケースケは果敢に叫んだ。
瞬間、彗星のような何かが降ってきた。
それはなんと、亡霊番長だった。
城田「学ランの大男…!そうか、テメェが…!」
城田はケースケの胸ぐらを乱暴に放す。
亡霊番長は男達を投げ飛ばし、
それを見た他の男達は一目散に逃げていく。
腕をぐるぐると回す亡霊番長の手首には、
その容姿に見合わぬミサンガが着けられていた。
城田「あぁ……?」
そこに、草むらに潜んでいた人物が吹き矢を吹く。
その矢は城田の首に刺さり、
城田の中に入っていった。
城田「ヒッヒヒヒ…!」
城田「てかさぁ、あのでかいフランケン
みたいなの… お前の仲間なわけ?」
城田「まぁいいや…まとめて面倒見てやるよ…!」
城田の身体からは黒いオーラが現れ、
肌の色も人間とは思えない色に変化していた。
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!