第17話

魔獣の尊さ
1
2026/01/31 17:41 更新
フェロー
フェロー
よし!お前たちの魔力も魔獣の精神も落ち着いたな。それじゃあ今日はここまで。
週1でまた訓練あるからよろしくなー
ティエル
ティエル
ありがとうございました
グリス
グリス
あ、ありがとうございました!






ロイ
ロイ
さ、今日はこれで終わりだな!
アリス
アリス
どっかご飯でも食べに行く?
ソノン
ソノン
ロイ、アリス。
公務と訓練があるだろう
アリス
アリス
えー、そんなのやだよ。
学園に来たんだから休み休み〜
ソノン
ソノン
継続しなければ
大成できるものもできないぞ!
ロイ
ロイ
ソノンは相変わらず硬っ苦しいなぁ
まぁ、今日くらいはいいだろ
ソノン
ソノン
ロイ、お前がそんな怠けては
また父上達からどやされてしまう。
ロイ
ロイ
今日は俺じゃなくて、あちらさんが話してくれる用事がありそうだからね


リリィ
リリィ
フィーナ、その……
リネット
リネット
フィーナさん大丈夫、ですか?
フィーナ
フィーナ
ごめん、変に取り乱しちゃって。
ちゃんと話すよ。あの首輪について
レイル
レイル
後はフィーナ自身の話もだ。
何を隠してるんだ?
フィーナ
フィーナ
それもバレてるよね、笑
わかった、ちゃんと話す。
この後みんな予定は?
ロイ
ロイ
ないよ。聞かせてもらうよ
アリス
アリス
どっちでもいーけど、ロイが行くなら
ソノン
ソノン
……はぁ、、では、私も共に。
ザン
ザン
ちゃんと聞いてやんぜ。
これからの仲間のことだからな
フィーナ
フィーナ
そっか笑
2人も良かったらどう?
今後も付き合いがありそうだし。
ティエル
ティエル
えぇ、
もし聞いてもよろしいのであれば是非
グリス
グリス
え、えっと、じゃあ僕も。
リネット
リネット
では、私の家に来ませんか?
パンと飲み物をお出しします!
アリス
アリス
いいね!さっさと行こう!


リネット
リネット
ただいま!
あらあら、そんなにお友達ができたの?!
リネット
リネット
そう!みんなとってもいい人たちだよ!
あのさ、奥の広間使わせてもらってもいい?
もちろんよ、お菓子とお茶を持っていくわ
アリス
アリス
後、パンもお願いしてもいいですか!
俺ここのクワッソン大好きで!!
まぁ、嬉しいことを言ってくれるわ!
いいわよ、沢山持ってきてあげるわ!


フィーナ
フィーナ
いいお母さんだね
リネット
リネット
はい!
ロイ
ロイ
それじゃあ話してもらおうかな?
あの首輪と君について
フィーナ
フィーナ
……わかった。順を追って説明していく。

フィーナ
フィーナ
みんなは、魔獣狩りの存在を知ってる?
ザン
ザン
あれだろ?魔獣の毛皮とか肉とかを売りさばく奴らだろ?
フィーナ
フィーナ
そう。害のある魔獣を駆除して必要物資として還元する。
ザン
ザン
そいつらがなんだってんだ?
フィーナ
フィーナ
昔、魔獣の物資としての価値が高くなって、暴走した魔獣だけじゃなくて、ただ平穏に過ごしてる魔獣までも無差別に狩り始めたの。魔獣を狩ることを嗜好にする人たちもいた。 
リネット
リネット
そんな…悪いことを何もしてないのに…
国は何もしなかったんですか?
フィーナ
フィーナ
まぁ、喚起くらいは?
元々野生魔獣は害をもたらす存在っていう認識があったから、国とか村周辺の野良は駆除されてたの。だからそこまで問題にはならなかった。裏で起こっていることを知らなかったから。
グリス
グリス
裏…ですか?
フィーナ
フィーナ
表では無差別魔獣討伐が行われてるくらいの認識だったんだけど、裏側では魔獣だけじゃなくて…その、獣人も扱われてたの。
ソノン
ソノン
獣人……希少種族の違法売買か。
フィーナ
フィーナ
そう。希少な魔獣とそれぞれ獣人が持つ能力を求めて捕獲と売買が行われてたの。その時に抵抗しないよう隷属させる為に開発されたのがあの首輪。魔獣だけじゃなくて、獣人にも有効だったみたい。
アリス
アリス
表ではいい顔して魔獣討伐。
裏では悪どい獣人奴隷売買…
ティエル
ティエル
もしかして貴方…売られたの?
レイル
レイル
っな?!
ティエル
ティエル
だって、先程見た目が…
フィーナ
フィーナ
まぁ、流れ的にそうなるよね笑
フェンリル一族ってのも別に隠してるわけじゃないし。入学式で大々的に言われちゃってるしね笑
リリィ
リリィ
………
フィーナ
フィーナ
魔獣や獣人を束ねるフェンリル一族ももちろん標的にされた。王国は何も知らないから保護も支援もされなかったし。
ロイ
ロイ
………
フィーナ
フィーナ
当時まだ幼かった私は遊んでる時に連れ去られてたみたい。首輪をつけられてたからあんまり意識はっきりしてないから覚えてないことも多いんだけど。
ソノン
ソノン
それで、フィーナ殿はどうやって助け出されたのだ?
フィーナ
フィーナ
……はっきりは覚えてない。
ずっと助けてって声が聞こえてて、、、
それから………ごめん。思い出せないや。
ソノン
ソノン
いや、無理に思い出す必要はない。
辛い出来事なんだから思い出さない方がいい。
フィーナ
フィーナ
ありがとう。
まぁ、多分家族が見つけてくれたんだと思う。私以外にも捕まってた人たちもいたし。その後王国側が一に斉取り締りを強化して保護対象になったし。あの首輪は全て燃やしてなくした。
フィーナ
フィーナ
…はずだったんだけどなぁ、笑
ロイ
ロイ
すまない、こちらの不手際だ。
辛い思いをさせた上にまた思い出させてしまった。
フィーナ
フィーナ
ロイ…別に怒ってないし、あの一件以来自分で守る術を学んだ。だから今の私があるわけだし。今じゃ魔獣の取り扱いはとっても丁寧だから彼らも満足してるしさ。
ロイ
ロイ
……
フィーナ
フィーナ
ほんとだよ。
理解が深まって今では魔獣と契約して一緒に生活してる人だってこの国には多かったし。この国はいい国になってるんだって思ったよ。
ロイ
ロイ
……ありがとう
ザン
ザン
なぁ、なんでそんな保護対象になってんのに三大部族って呼ばれてんだ?
レイル
レイル
そんなことも知らないのか!
よくこの学園に受かったな!!
ザン
ザン
んだよ!別にいーだろうが!
歴史は苦手なんだよ!
リネット
リネット
では、私が軽く説明致します!











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