'' 絶対結婚しようね。その為に俺、頑張るから。 ''
私はまだ覚えている。彼が2年前に言った言葉を。
...
(2年前)
〇「みっくんは誰と結婚したい?」
ツリメ「それって〇って言って欲しいから聞いてる?笑」
〇「あ、バレちゃった?笑」
ツリメ「〇に決まってるじゃん〜。」
〇「んへへ、その言葉待ってた笑」
ツリメ「欲張りだなぁ。」
ツリメ「〇は誰と結婚したい?」
〇「そらかなぁ!」
ツリメ「うわっ!ひどい!俺泣いちゃうよ!?」
〇「嘘だよ笑 みっくんと結婚したい!」
ツリメ「そう言って貰えて嬉しいよ、」
〇「、、はやく結婚したいなぁ。」
ツリメ「ごめんね、俺が収入安定しないから、、」
〇「みっくんのせいじゃないよ。」
ツリメ「俺さ、〇を幸せにしたい。」
ツリメ「〇の幸せな顔、いつまでも傍で見たい。」
〇「、、なにそれ、惚れさせる気?」
ツリメ「もう惚れてるでしょ、」
〇「、みっくんのばか。」
ツリメ「絶対結婚しようね。その為に俺、頑張るから。」
〇「、、大好き。」
ツリメ「俺もだよ。」
...
この時の私は今こんな事になってるなんて思ってもなかっただろう。
次の日からは幸せの文字なんて何処にもないような生活だった。
...
(2年前の次の日)
〇『あれ、、電話出ないなぁ、、そらにかけてみるか。』
〇「あ、もしもしそら?」
そら「〇!!!大変!!!みっくんが!!!」
〇「え、?どしたの?またドッキリ?笑」
そら「違うって!!いいからテレビ見て!!」
そらの声のトーンからこれは本当なんだと察した。
私が目にしたのは衝撃の内容だった。
〇「なにこれ、、、、」
アナウンサー「殺人罪で逮捕されたのは埼玉県在住の松木光容疑者23歳です。」
そら「みっくんが、、みっくんが逮捕された、、」
〇「うっ、、嘘だよっ、、こんなのっ、、」
そら「とりあえず俺と一緒に警察署行こう。」
〇「うんっ、、。」
...
そら「松木光の友人の大木空です。」
〇「松木光の彼女の〇です。」
警察官「どうぞ、こちらへ。この先に松木さんが。」
ガチャ
そら「みっくん、、。」
〇「えっ、、、。」
それは昨日までのみっくんとは人が違ったような顔をしていた。
そら「みっくんさ、、まじなの、、?」
ツリメ「、、、」
そら「答えろよ!!!!!!!!!!!」
ツリメ「、、、」
〇「っそら...。辞めてあげて。」
そら「っ、、、」
〇「みっくん、、私の目見て?」
ツリメ「、、、?」
〇「、、やっぱり私の知ってるみっくんだ。」
ツリメ「、、ごめん、、本当にごめん、、。」
〇「ばかだよっ、、ほんとにばか、、。」
〇「幸せにするって、、結婚するって、、言ってたじゃん、、、」
ツリメ「もう俺には無理だ、、〇を幸せに出来ない。」
〇「、、みっくんがいいのっ、、みっくんじゃないと駄目だったのっ、、。」
ツリメ「ごめんっ、、ごめんねっ、、、。」
そら「お前さ、、〇の事幸せにしようとしてたのになんでこんなことしたんだよ、、」
ツリメ「俺はっ、、俺はっ、、、」
ツリメ「〇と幸せになる為にっ、、」
そら「人殺して幸せになんかなれるかよ!!!!」
ツリメ「違うっっ!!俺は、、俺は、、金がなくて、、〇を幸せにするには金が必要だったんだ、、」
〇「誰かに頼まれて、、とか、、?」
ツリメ「友達に頼まれて、、殺したら1000万あげるって、、」
〇「そっ、、そんなっ、、」
そら「みっくん、、みっくんがした事はお金に替えられるような事じゃないんだよ、分かってる、?」
ツリメ「ごめんっ、、ごめん、、」
そら「〇は、、〇はどうするの、、。〇はみっくんしかいないのに、、」
ツリメ「〇、、」
〇「、、なに、?」
ツリメ「、、俺の事は忘れて、。他の人っ、いい人っ、、見つけてねっ、、」
〇「んっっ、、、ぐずっ、、、」
そら「、、そんな簡単に忘れられる訳ないだろ、」
〇「っ、、そらっ、、」
そら「どれだけ〇がお前の為に頑張ったか知らねえだろ!!!!!」
〇「そら、、それはっ、、!」
そら「毎日毎日、夜遅くまで働いて、食事もほとんど食べないくらい節約して、、」
そら「これも全部みっくんのためだからって、、言ってたのに、、」
ツリメ「〇、、」
そら「それでも彼氏かよ!!!!!」
〇「そら、、、、」
そら「いつもいつも、、!!」
〇「そら、!!!!!!!!!」
そら「、、?」
〇「もう辞めて、、、、帰ろう、、、、」
そら「、、ん、、、」
〇「じゃあね、。」
ツリメ「まって、、、、!」
〇「、?」
ツリメ「俺の事っ、、、覚えてて、、、」
〇「もちろんだよ、。」
そら「っ、、行こ」
…
数年後、私は空に助けられて結婚した。
子供も出来た。
みっくんの顔も声ももう覚えていない。
でもある日……
〇「おばあちゃん家でいい子にするんだよ!」
子供「うん!いってらっしゃい!」
そら「ほら!パパにチューは!」
子供「しない!」
〇「いってきまーす(笑)」
子供「いってらっしゃい!」
…
〇「2人で出かけるなんて久しぶりだね〜」
そら「子供出来てから全然二人の時間なかったしね、」
そら「ほら」
〇「ん?」
そら「手、」
〇「はい、」
そら「どこ行く?ショッピングモールでも行く?」
〇「まって、」
そら「どした?」
〇「あれ、、、」
私の目に映ったのは絶対にみっくん。
目も鼻も口も全てが過去に愛した人そのものだった。
そら「行くぞ、、!」
〇「待ってって、!!!!!」
〇「みっくん!!!!!!!」
ツリメ「、、〇?」
〇「そう、、!あの時の、、!」
ツリメ「そら、、?」
そら「、、おう」
…
ツリメ「、結婚したんだね二人。」
そら「、、まあな」
〇「、、、」
ツリメ「〇、」
〇「ん?」
ツリメ「俺との約束、覚えてない、、?」
〇「お、覚えてるわけないじゃん、、笑」
ツリメ「そうだよな、、」
そら「はいっ!てことで仲直り〜!!」
〇「、、そうだね笑」
ツリメ「あ、会計誰がするかじゃんけんしよう!」
〇「そこはみっくんでしょ?」
そら「そうだそうだ〜〜!」
ツリメ「じゃんけん!さいしょはぐー!!!」
色々あったけど、やっぱり私はこの二人が大好きだ。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!