自然と声が出た。
るぅとさんは口に手を当て、笑った。
ジェル先生はさとみ先生と肩を組む。
先生は私の恋した人だから。
先生は死にかけた私を助けてくれたから。
返事をするとなんだか恥ずかしくなって何も言えなくなった。
莉犬さんは笑う。
照れ隠しで笑う。
でも余計に恥ずかしくなってしまった。
特徴のアホ毛がハテナマークに変わる。
「あとで教えますから笑」そうつけたしてるぅとさんは笑った。
私の機嫌を伺うように聞いてくるさとみ先生。
さとみ先生の背中をバシバシ叩くジェル先生。
「いてぇよ」と照れくさそうに笑う。
ここから私の病院生活は始まった。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!