第178話

最終話
243
2025/06/01 11:00 更新
(なまえ)
あなた
お母さん!
夜桜 香澄
夜桜 香澄
なぁに?
(なまえ)
あなた
行ってきます!!
夜桜 香澄
夜桜 香澄
………うん。
夜桜 香澄
夜桜 香澄
行ってらっしゃい。
(なまえ)
あなた
こうた!準備できた!?
こうたくん
お、おう…
今日は父さんに赤ちゃんがお腹にいることを伝える日!!


(なまえ)
あなた
あ〜ヤバい緊張する!
こうたくん
俺も…なんて言われるか…
すると玄関のチャイムが鳴った。


相澤
きたぞ。
(なまえ)
あなた
わ、うん!
こうたくん
あれ?美玲さんは今日はいないんですか?
相澤
今日は仕事らしい。
(なまえ)
あなた
そうなんだ!
相澤
今日はなんだ?伝えたいことがあるって。
(なまえ)
あなた
えっと………
こうたの方を向くと、力強く頷いて、私の手を握ってくれた。


(なまえ)
あなた
父さん、
(なまえ)
あなた
お腹の中に、赤ちゃんがいます。
相澤
えっ。
相澤
……
どうだろう。怒ったかな。


相澤
っよかったな…
あれ?泣いてる…?


こうたくん
えっ、ちょっと、!
(なまえ)
あなた
何で泣くの!?
相澤
泣いてない!俺は泣いてない!
そう言って父さんはずずっと鼻をすする。
こうたくん
あの、怒ったりしないんですか?
相澤
怒る?そんなわけないだろ。そんな父親がどこにいる
相澤
お前らで決めたんだろ、喜んだんだろ?だったらいいさ。
相澤
正直,こう言うことがあった時あなたの下の名前は話してくれないんじゃないかと思ったんだ。
(なまえ)
あなた
え?
相澤
本当の父親じゃないからな。
(なまえ)
あなた
そんなわけないよ!!本当の父親じゃなかったら教えないの?
(なまえ)
あなた
友達にも教えるぐらいだよ!私は父さんを赤の他人とは思ってないからね!
相澤
そうか。
すると電話がなる。


(なまえ)
あなた
ごめんね!ちょっと電話出てくる!
こうたくん
うん。
そう言って、私は部屋を出た。


こうたくん
あの、先生…じゃなくてお父さん。
相澤
どうした?
こうたくん
ちょっと気が早いかもしれないんですけど…
こうたくん
怖いんです。
相澤
え?
こうたくん
もちろん嬉しい。本当、夢なんじゃないかって思うぐらい。
こうたくん
でも、怖い。
こうたくん
俺達プロヒーローで、言っちゃ悪いけどいつ死ぬか分からない
こうたくん
子供が幼い時に死んだら…と考えると怖いです。
相澤
そうか
相澤
でも、俺はお前達は死なないと思っている。
こうたくん
え?
相澤
水蓮達といっしょに事務所作ったんだろ?
相澤
アイツらだったらお前は死なない。あなたの下の名前も死なない。
相澤
今考えても仕方ないしな
こうたくん
大分強引ですね、先生らしくない。
こうたくん
でも、先生だからこそ安心しました。
相澤
どっちか死んだら俺が面倒見てやる。
こうたくん
みたいだけじゃないですか!
(なまえ)
あなた
はは…愛情ってどこまでなんだろ。
そして、予定日当日。


現在移動中。


(なまえ)
あなた
痛い!死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!
こうたくん
死なない死なない死なない!!
(なまえ)
あなた
待ってヤバい!
相澤
落ち着け!
(なまえ)
あなた
無理なこと言わないで!!
もうパニック状態。


3人とも叫びまくりです。


病院に行くとみんなが。



八百万
大丈夫ですか!?
(なまえ)
あなた
大丈夫なわけない!!
もっと感動的な感じだと思ったんだけど…


(なまえ)
あなた
ああ!もうやだ!やだやだ!
(なまえ)
あなた
やめる〜!
こうたくん
アホ言うな!
おちゃこ
あなたの下の名前ちゃん頑張って〜!!
電気
可愛い可愛い娘が待ってるぜ!!
(なまえ)
あなた
むすめちゃぁあん!!
5時間叫びまくり。
そんな疲れも吹っ飛ぶ声が聞こえた。


(なまえ)
あなた
っ…可愛いよぉ…
壊れてしまいそうな,あたたかな生命をそっと抱きしめる。
こうたくん
っ…!!
(なまえ)
あなた
こうた泣かないでよぉ…っ!
とか言いながら私も泣きまくり。


(なまえ)
あなた
ねえ父さん、
相澤
どうした?
(なまえ)
あなた
あの時父さんは、
(なまえ)
あなた
「本当の愛を教えてやる」って。
(なまえ)
あなた
「教えた後は好きにしていい」って言ったよね。
(なまえ)
あなた
何でそんなこと言ったの?
相澤
それは…
(なまえ)
あなた
もうこんなに愛してもらってるのにねっ!
(なまえ)
あなた
だから私が教えてあげる番なんだ!!
(なまえ)
あなた
っ!「行ってきます!」
相澤
……
相澤
「行ってらっしゃい。」
(なまえ)
あなた
“行ってきます!”
夜桜 香澄
夜桜 香澄
“行ってらっしゃい”
俺は、本当の愛を伝えることができたのだろうか。


小さく震える少女を救ったのは間違いだったのか。


これからどうなるのか。


そんなもん知らねえよ
これは、
相澤
無知な少女が「愛情」を知るまでの物語だからな。

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