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第1話

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2026/02/03 13:00 更新
私には未来を見る能力がある

眠っている時に、夢を見る事で未来を知ることができる

小さい頃から、自分の未来に起こる出来事を度々知ってきた

入る高校、出来る友達、将来の職業

その時その時で、見る夢は様々だった

明日の出来事を見ることもあれば、数十年後の未来を見ることもあった

見た夢の未来の時期は、直感で自然と理解できる

ただし、知れる未来は全て自分の事について

今まで見た夢は、全て自分視点

何が起こるのか理解できない程短い夢もあるし、長い夢もあった

私にとって睡眠とは、未来を知ることだった

夢を見たことで、危険を予知して回避することもできた

私は、この能力を密かに重宝していた
でもある日、とある夢の所為で全てを知ってしまう

その夢は急に出てきたのだ

内容は[夫と親友が不倫をして私にバレた挙句、多額の借金を抱えたまま私を残し、夜逃げする]だった
ガチャッ
あなた
ごめん…忘れ物し……
???
ㅋㅋㅋㅋㅋ
あなた
(…誰か来てる………?)
あなた
(…寝室の方かしら)
あなた
…………っ?!
ドンヒョン
やっぱあなたの下の名前なんかより、君の方が何倍も良い
ジへ
こらっ!
ジへ
あなたの下の名前が可哀想でしょ?ㅋㅋㅋ
ドンヒョン
いいんだよ
ドンヒョン
あんなペラペラのことなんかㅋ
あなた
………何やってるの?
ドンヒョン
………?!?!?!
ドサドサッ
ドンヒョン
あなたの名前の1文字目 (ユウ→ユ)……あなたの下の名前?!
ドンヒョン
出張に出かけたんじゃっ……
あなた
…忘れ物を取りに来たの
あなた
ドンヒョンこそ、何やってるの?
あなた
ベッドにジへと2人で
ドンヒョン
何って……チッ
ドンヒョン
お前に魅力が無かったからだよっ!
あなた
っ?!
ドンヒョン
いつも仕事仕事仕事仕事!!!!
ドンヒョン
馬鹿みたいに仕事してんじゃねぇか
ドンヒョン
俺のことはいつも後回し
ドンヒョン
それなのに被害者気取り…?
ドンヒョン
いい加減にしろよ!!!!
ドンヒョン
っ……もう耐えられない
ドンヒョン
おい、行こうぜ
ジへ
っ…………
ジへ
……残念ね
ジへ
ドンヒョンさんを幸せに出来るのは、私だけよㅋ
ジへ
…じゃあね
バタンッ
あなた
っっ…………
私が引き止める間も無く、2人は家を出て行った

そして、二度と帰って来なかった

その日から、私は借金取りに怯える生活をした

知らぬうちに、連帯保証人にされていたのだ

その生活に耐えられなくなった私は、そのまま……
あなた
……………
気付けば私は、駅のホームに居た
あなた
(ここで………全て終わりにしよう)
プァーン

私は、電車が入ってきているホームに足を踏み入れた
そこで、目が覚めた
あなた
っっはぁ…はぁ…
あなた
………夢?
時計は深夜2時を示している 

隣を見ると、ドンヒョンが寝ていた
ドンヒョン
グゥ…zzz…グカッッ
あなた
あれが…私の未来………
あなた
(…こんな人と一緒に居たらダメ)
今すぐこんな家、出て行かないと

そう思い、こっそりベッドから降りて寝室を出た
ゴソゴソ
あなた
これと…これがあれば、生活出来る……
小さなボストンバッグに、最低限の荷物を入れる

今のミッションは、家を出て行くことだ

とはいえ、彼とは同じ会社で同じ部署

つまり、彼と同棲している家を出ても無駄

そうと分かっていたが、その時の私は混乱していた

取り敢えず、家を出たかった

スーツとパンプスを最後に入れ込む

これから私は、夢で見た未来にならないように動かなければならない

今までとは違い、一生の運命が決まるであろう、夫と親友の不倫

絶対に止めなければ
あなた
(覚悟しなさい………ドンヒョン、ジへ)
私は覚悟を決め、玄関を開けて外へと出て行った
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