ヴィルリアは涙を流しながら笑顔でそういった
目には光が宿っていない
珍しく声を荒げてしまった…
ヴィルリアが静かに指をさしていた
その方向にはもう一人の参加者が姿を見せた
彼女は恥ずかしそうに目を泳がせたあと、こちらへ近づいてきた
かんでしまい恥ずかしくなって顔は真っ赤になっていた
順に伝えられていってる
読唇術覚えてないからなんて言ってるのかはわからないな
なんて、思ってたら次は僕の番
そう言われ耳を閉じた
どういうことだ?
なんで僕だけ…
移民者…主人公ポジションか
やれるだけやるしかないな
爆音の放送がながれた
2つ目の文を読むときは音量を調節してくれたみたい
黙り込んだ2人は静かに目が合った…
なんとなくグループが決まり、それぞれが行動を始めた頃
ゴーン、ゴーン、ゴォーン
鐘がなった。開始の合図だ
























編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!