時間が戻り現在
今日は日曜日!仕事が無い!
やったね!!
そんな中ある人物と予定があるためオシャレをする
ヤバッそろそろ時間だ
家を出て待ち合わせの場所に行く
ここからそう遠くないのですぐに着く
ここは人が多いから周りを良く見…なくても
人だかりができてるからいっそ分かりやすいな…
ここはスルーしたい所…でも早くお店に行きたい
助ける?いやスルーしたら面倒だし助けるか…
めんどくさいけど…
「すみません、ちょっといいですか」
と言いながら人混みを掻き分けていく
『あ!こっちこっち!』
と藤宮が言うと人だかりが消えていく……
こいつ…ほんっとに……
少しムカついたので藤宮を殴る
『いたっ……なに?急に…』
「早く店行くよ」
勿論朝から行くのはショッピングモール……ではなく!飲食店だ!!
しかも?なにやら美味しそうな噂が流れているこのお店……これは行くしか無い!
と、言うことで藤宮君に来ていただきました!!
誰が悲しくて自分の後輩と行かなくちゃなんないんだよ…
本当は千香と行く予定だったけど、急に仕事が入ったってことで、急遽藤宮と行くことに…
とりあえず上司は許すな
まぁ1人は嫌だったからいいけど…
なんか…なんか別の人が良かった!!
1人で考えてるうちに噂のお店に着いた
「ここか……」
『何、戦に行く時みたいな顔してんの?』
「え、戦…見たいな所でしょここは」
『え…(引)』
あ、そんな露骨に引かないで……
「とりあえず入るよ!」
『はーい』
[ お客様2名でしょうか ]
『はい』
[ 席にご案内します ]
『意外と空いてたね』
「それは思った……」
[ こちらの席で宜しいでしょうか ]
そういって案内されたのは店の奥で、庭が見える席だった
「あ、はい大丈夫です」
[ ご注文お決まりになりましたらそちらのベルでならして下さい ]
「分かりました」
[ではごゆっくり]
『んで?何食べるか決まってんの?』
「そりゃあ噂のパンケーキに決まっ……」
『ん?どうした?』
「・・・」
『え?タヒんだ?』
「・・・」
『え、マジでどうした?』
見つけてしまった……
いや見つけたく無かったが……
“!カップル限定!”
デザートてんこ盛りセット!
旬のフルーツをたっぷり使ったセットをどおぞ!季節ごとに変わるから限定もの!
いや、ネーミングセンスは別として…美味しそう……
しかも限定ものなら食べておきたいもの……
『え、マジで何見て……あ、ふ~ん?』
あ、見られた……
「え、頼んだら頼む?」
『でもカップル限定だってよ?』
「え…?あ?ほんとだ!!」
『えぇ…』
「じゃあ無理だ……」
『え?頼まないの?』
「だってカップル限定だし……」
『ねぇ…他の人から見たら俺等カップルだって思われないかな?』
「は?何言ってんの?」
ピンポーン
[ ご注文お決まりでしょうか ]
『あ、このカップル限定セットを1つ』
[ かしこまりました ]
『ね?』
「いや、限定もの食べられるって事で嬉しい」
『食い過ぎはやめときなよ』
「え……?」
『え?いや、普通に太るし…』
「いいもん!やけ食いじゃ!」
『金曜日も結構食べたのに…』
そう一昨日の金曜日は藤宮と仕事帰りにラーメン屋に寄った
あそこはまた行きたい
[ ご注文の品でございます ]
と言って出されたのは美味しそうなデザート達……
「早く食べたい……」
『あ、コーヒー2つ追加でお願いします』
[ かしこまりました ]