樂娜が目にしたのは「ついさっき」盗まれたエメラルドのネックレスだった。
月に照らされたエメラルドは眩い光を放ち、樂娜の目を照らした。
そのネックレスには1枚のカードが添えられ、
”目的のものではなかったのでご返上致します。”
まるで頷くように風に煽られたエメラルドが揺れた
いったい、あの一瞬でどのように入れ込んだのだろうか。
樂娜は壁に手をつき、よろめきながらも歩いた。
樂娜が校舎から出た5秒後の事。
ガシャン!!!!と大きな音を立てて校舎が崩れた。
「俺からも礼を言う。ありがとう。」
男の方は大丈夫らしいが、女の子の方はそうもいかないらしい。
樂娜は思い出したように呟き、ポケットからひとつの宝石が着いたネックレスを取り出した。
元気よく振られる手に後ろを向きながらではあるが振り返した。
また怒られる…などと思いながらもその足取りはいつにも増して軽やかだった。
灰原が話し込んでいるうちに江戸川は赤井にどことなく聞いた。
いったい赤井さんを巻き込んだ煙とはなんだったのか。解明の出来ない謎に直面したコナンであった。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。