これでよくあなたの下の名前達のことがわかりましたね。
それではどんどん読み進めて行きましょう。
その最期にはどんな結末が待っているのでしょうか。
ハッピーエンドか、バットエンドか…
結末は彼女達にしかどうにか出来ない…
あら…?
私達傍観者も、結末を決めれる時が来るみたいですよ…?
そうし2人は家を抜け出して行ったようです。
ザッザッザッ
するとライアはその盛り上がった土を掘り始める。
すると中から出てきたのは…瓶に入った手紙でした。
カポッ
ヒラッ
「 ライアさんとあなたの下の名前さんへ。
お2人は手の施しようがないほど元気でした。
毎日のように神社へ来てくれていましたよね。
私が手紙を書いているのには訳があります。
私は隣村の民に恨まれています。
だから、命を狙われる危険性があるから。
つまり、私がこの世から居なくなってしまうかもしれないからです。
私は、あなたの下の名前さん。
貴方と同じく、呪いの子でした。
いつも面を被っていましたから、お気づきではないと思いますが…
私も、あなたの下の名前さんと同じく両目とも違う色をしています。
あなたの名字家の一族ではなかったため、みんなが、問答無用で殺しにかかります。
私が今日まで生きてこれていたのは、神様のおかげです。
私の神社で祀っている神様は、九尾の狐です。
九尾の狐というと妖怪だとか言われます。
実際のところはそうだと思います。
では、何故私がそんな妖怪を神だと思い祀っているか…
これは、どんなものでも生きる価値があると思ったからです。
九尾の狐は妖怪でみんなに恐れられている存在でした。
実際私も、呪いの子として、みんなに恐れられ怖がられ挙句の果てには命を狙われるような存在です。
でも、九尾の狐も私も、みんなと同じ生き物です。
じゃあ、同じ者なら生きていてもいいのではないでしょうか?
産まれた私達に罪などありません。
だからこそ、九尾の狐を祀っています。
だからでしょうかね。
呪いの子が巫女をしている神社が、妖怪を祀っている。
だから祟りが起こるんだ、と言われ神社を立て壊されそうになったり命を狙われたりするのは。
自分のせいなんでしょうね。
きっといつか私はこの世からおさらばします。
この神社とともに。
だから、あの迷信の本当のやり方を教えます。
これでわたしを生き返らせてください、なんて図々しいことはいいません。
だっていつか朽ちる命なのだから。
ただ、いつか使う日が来るのならば使って欲しいと言うだけです。
赤い紐はまだありますか?
まあ、お2人のことだから、私が居なくなった時点でもう燃やしていることでしょう。
そうだと思います。
なので、この瓶の中に赤い紐を2本入れておきました。
これで大丈夫でしょう。
では本当のやり方を教えます。
まず、狐の面を用意してください。
ですがありませんよね?
御神木の傍に隠しております。
それを使ってください。
そして、鈴。
これもその近くに隠しております。
そして最後に必要なのは狐を書いた紙。
これは、お2人の画力で頑張ってください。
尻尾が9本ある九尾の狐を描いてくださいね?
揃ったらまずは狐のお面をつけてください。
そして、九尾の狐を描いた紙の上に赤い紐を置きます。
赤い紐に火をつけるのではなく、紙に火をつけてください。
そうすれば火が伝わって赤い紐が燃えます。
赤い紐に火が伝わったら、鈴を鳴らしてください。
そして唱えてください。
【九尾の狐よ。九尾の狐よ。この命いくらでもくれてやろう。つかえては、そなたの力を借り申す。】
意味は分からなくても大丈夫です。
これを3回唱えれば代償と引き換えに願いが叶います。
最後に、私は貴方たちと出会えてよかったです。
ありがとう。
神主より 」
そうし2人は、神主が書いた手紙を元に、御神木周りを探すのでした。
私達にとっては、神主さんがどんな人だったのか。
どれだけ凄い人のか。
どれだけ大切な人なのか。
分かりませんよね。
ですが、あの2人の為に…私達ができることは何でしょうか…?
おや…?
これは…?
アンケート
神主ヲ助ケマスカ?
ハイ
91%
イイエ
9%
投票数: 11票
私達にも…出来ることがあったのですね…
これを押すことで何が変わるのでしょうか…?
もう…この話は過去のことなのに…
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。