全キャラの反応?を順番に載っけます!
少々ぎゅうぎゅうに書いております!
今回は冠氷サンと磴サンです!
ー冠氷尋ー
視界に広がったのは知らない天井。
ふかふかのベッドの上で首を傾げる。
起き上がろうとしたが、くらっと熱がやってきてボスっと元の位置に戻った。
それを思い出すと、じわじわと記憶がよみがえってきた。
朝から風邪を引いてて、冠氷さんの呼び出しがあって、内心舌打ちしながらフロストハイム来て、寮長室に入って……。
そこから記憶がない。
てことは、そこら辺で倒れたのかな。
ん?ここフロストハイム?しかも寮長室じゃない?
鼻腔をくすぐるタバコの匂いや、視界に入っている装飾品からそう予想する。
最悪の事を思い浮かべて、顔をさーっと青くする。
この部屋にいるであろう、ここの主を思い浮かべ、思わず身震いする。
頭を抱えていると、コツコツと後ろから足音が聞こえてきた。
超低音お怒り声の冠氷さん。
踏み出そうとしていた片足をこっそりと戻し、何を言われるのかとビクビクしながら次の言葉を待ち構える。
予想外の言葉に目を瞬かせる。
顔は顰めてるけど、言葉に、なんだか心配の色が見えた気がしたのだ。
色々な意味で、頭に?を浮かべる。
住んでいる場所(旧クレメンティア)にベットはあるし、全く歩けないというわけではない。
風邪程度でこんな高級なところで寝るなんて申し訳ない。
クラクラする頭で断ろうとするが一一
さっき倒れた身だから、返す言葉もなく言葉に詰まる。
寝転がっている状態で、首だけぺこりと下げる。
それに満足したのか、冠氷さんは元の位置に戻っていった。
放置するんかい、と思ったが枕元に水が置いてあって、そこは配慮してくれたんだな、と少し感心した。
微妙に失礼なことを思って、私は微睡みの中に意識を捨てた。
ー磴塔馬ー
やっぱりあの人かな?それだったらトリックはどんなのだろう。
期待に胸を膨らませ、ワクワクしながら次のページをめくろうとすると一一
すっと、手中から本が消えた。
聞き覚えのある声に、ビクリと肩を揺らした。
ギギギ、と音が鳴るような動きで、そちらにゆぅっくりと顔を向ける。
磴さんは私の読んでいた本を片手に、相変わらず底の読めない笑みを浮かべていた。
でも、今日はなんだか怒っている、というか心配してる雰囲気があるような…?
じっと観察していると、磴さんは大きなため息を吐いた。おい、人の顔見て吐くな。
心の中は大パニックだけど、にこ、と磴さんの真似をして笑顔を作る。
嘘だ。さっきは本を集中して読んでいたからいいが、今は頭は痛いし体は熱いし(つまり風邪)で最悪な状態だ。
当たり前じゃん。次で犯人が分かるんだから。
こっそり本を取ろうとすると、ひょい、と遠ざけられた。
背伸びをしようと立ち上がるが一一
ずっと座っていたからか、熱のせいなのかくらりと目眩がやってきて体が傾く。
転ぶ、と構えたが、ガシッと磴さんが体を受け止めてくれたおかげで回避できた。
立つことをあきらめ、椅子に座る。
磴さんはやれやれ、というように首を横に振った。
痛む頭を押さえながら言う。
なんで言っちゃうかな〜…。せっかく読書してたのに…。
こわぁ…。それ永眠させる気じゃん…。
おっそろしい笑みの磴さんに思わず顔を引き攣らせる。
そう満足そうに笑顔を浮かべる磴さんの態度は酷く憎々しく感じた。
ちなみに、DA総合医療センターに強制連行されないのは私が暴れたことがあるからである。(沢山の薬に興奮した)←毒系大好き
モルトクランケンでは佑理くんにすっごく怒られたからもうやってない。
磴さんは笑みを深め、本を自分の背中にまわした。ふざけんな。
…今度絶対丑の刻参り(呪いの儀式)やってやる。
モルトクランケンとフロストハイムって犬猿の仲じゃん。
やだよ、私の胃が痛くなる。
と、まるで私の心を読んだように言った。
なるほど、寮舎ギリギリということか。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!