面白いぐらいにオミサーパーの顔が物騒になっていく。
佐久「....................なにを、」
「んもぉ〜!!分かってるんでしょ、好きな人だよ!!さっきいないって.....」
佐久「っ......//」
フイッと顔を逸らした。
「.....え、もしかしてオミワッチ好きな人いるの〜〜〜っ!?」
佐久「っ.....いや、別に、、」
え、だってさっきいないって言ってた、、
「っあ、さっきは気になる人、だったかぁ〜...」
佐久「っも、もういいだろ!!」
「いや、良くないよ??」
オミンツが好きな人言わないとここから出られないんだからね??
佐久「お前はっ、いないのかよ.....」
「わたしぃ??」
う〜〜ん、とか唸ってみたりするけど、どれだけ頭を捻っても多分いないと思う。
だって私、恋愛経験ゼロだし!!
好きだったとしても気付いてないかな!!
「ハハ!!」
佐久「急に笑うな.....」
「今現在はフリーでござる!!」
佐久「ふ〜ん、」
「ほらっ!!私もう言ったから!!オミルッパだよ!!」
佐久「目キラキラさせんな.....//」
「照れてるオミカカシも可愛いよ!!ほら!!」
佐久「文脈間違ってるから。」
とか言いつつも結局照れて話そらそうとしてるだけのオミタロマイル可愛い。
照れてるせいか、さっきから全然目合わないのも可愛いよね!!
「ほ〜らっ!!」
佐久「嫌だ...絶対言わない.....」
「なんでっ!!」
別に減るもんじゃないでしょ.....
オミアガリューは拗ねて端っこの方でうずくまってる。
佐久「言わない、絶対言わない.....ここで言ったら終わる...無理...」
んも〜う!!可愛いんだから!!
「ワタシ別に言いふらさないし!!どうせすぐ忘れるから!!」
佐久「いや、無理なもんは無理。」
むしろ冷静になってきたのかいつものポーカーフェイスで極論を言ってやがる.....
「じゃあ出られないよ!?」
佐久「良いよ、別に。」
「元也に会えないよ...!?」
佐久「ピシッ」
「、、?」
急にオーミーカールの動きが固まる。
すると、ゆっくりこちらを振り向いた。
「お、オミナナシ.....?」
佐久「お前...」
「ん、?」
ほっぺをガッシとつままれる。
「いひゃいっ!!」
佐久「あいつのこと...下の名前で呼んでんの.....」
「ふぇ?ひひゃっへはへは??」
佐久「ちゃんと喋れ。」
「ちょっ、オミフールペのせいだよね!?」
やっとほっぺから手が離れたかと思うと、早く話せと言わんばかりのオーラをぶつけられる。
「し、下の名前って.....?」
佐久「あいつ.....」
「ぁ、元也のこと?」
佐久「ピクッ」
「元也とは1年の頃からクラスが一緒でね〜.....」
そーいえば元也とはいろんなバカやった気がする。
結構仲良きほうだよ??
その後にオミケッコゥと会ったけど、そーいえば元也とオミマンムはバレー部なんだっけ?
「元也と知り合い?」
佐久「................いとこ。」
「え、まじ!?.....似てな。」
佐久「そんなもんだろ.....ってかなんであいつは呼び捨てなんだよ」
「えぇ、?なんでって言われても.....」
佐久「俺のことは1回しか名前で読んでないくせに?」
グイッとオミワイポの顔が近付く。
たまにオミスリッチョ距離感バグるのなんなん!??
佐久「34回。」
「....................はい?」
佐久「34回だ。俺のことを名前で呼ばなかった回数。」
「っえ、数えてたの.....!?」
佐久「その分名前呼べ。」
「ぅえ!?さ、34回も...?」
佐久「その34回もお前は変な呼び方してんだよ」
「確かに.....」
絶対離さない、と両腕を掴んでくる。
いや、いざとなるとなんか恥ずかしいじゃん.....!?
「え、ぜ、絶対、、?」
佐久「絶対。」
無理だよぉぉぉぉ.....!!
こんなゼロ距離でなんて噛みまくるわ、多分!!
「さ、佐久早.....」
佐久「は?舐めてんの?もう1回。」
えぇ.....!?
なんかさらに不機嫌になったんだけど!?
「さっ、佐久早.....!!」
佐久「わざと?わざとだよね?そうじゃないとそんなことできないよね?は?」
「ちょ、コワイコワイコワイ.....」
佐久「っなんで.....〜〜〜〜よ、」
「え、な、なんて、、?」
佐久「なんで、名字なんだよ.....//」
っきゃぁぁぁぁ!!♡♡
なんて可愛いの!?
まじ国宝だろ!?
「オミモグモ〜〜!!♡可愛い!!可愛すぎるよっ!!」
佐久「っぅわ、ちょ、、//」
オミガエモンは「抱きついてくんな!!」とか抵抗してるけど、これは流石に母性目覚める!!
え、やばいよ!?
希少生物じゃん!!供給過多すぎだろ!?
「いいよ、いくらでも呼んであげるよ??♡きよおみちゃん♡」
佐久「うわぁ.....最悪、、」
「何が最悪じゃこらぁ!!」
佐久「いいよもう.....」
「嬉しすぎて卒倒するだろーが!!」
佐久「もう、うるさい...」
「じゃあほら、私のことも呼んで?」
ピシッときよおみちゃん♡の体が固まった。
佐久「なんでだよ、」
「え、フェアじゃない。」
佐久「は?」
「え?」
だって、私だけ名前で呼ぶなんて.....
私だってきよおみちゃん♡に下の名前でいっぱい呼んでほしいよっ!!
「...............あ、そっかそっか、恥ずかしいか!!そーいうお年頃だもんねっ!!」
いや〜、失敬失敬。
私の考えが甘かったよ!!
申し訳ないなぁ...!!
佐久「っ、あなた.....」
「ん、なに?」
佐久「は?」
「え?」
佐久「お前が呼んでほしいって言ったんだろ...」
「え?なに?なんかあった?」
佐久「お前まじでキモい。」
「え、急に辛辣っ!?」
もうなんかきよおみちゃん♡、こっち睨みつけてきてるんですけど!?
私なんかした!?(泣)
佐久「はぁ.....」
「きよおみちゃん♡、私にはハッキリ言わないと伝わらないのだよ.....フフ」
佐久「今実感したから。」
「流石っ!!」
これ私貶されてるよね??
佐久「...お前が好きなんだよ。.....これでいいか?」
「.......................................え?」
ガチャ
キィー、とドアが開く。
佐久「お、開いた。」
「え?」
佐久「出るぞ、」
「え?待って、え?」
佐久「ここ.....井闥山の体育館か」
「え?いや、ちょっと待って佐久早、え?」
佐久「今何時だ.....?」
「ねぇなんでそんな急に冷静なの、ねぇ、は?」
佐久「送るから早くしろ、」
「家まで?え、?いやそーじゃなくて.....ねぇ、え?ちょっと、」
佐久「家帰ったらちゃんと手洗えよ」
「うん分かった。..........って、いやいやいや、、!!」
佐久「お前にははっきり言わないと伝わらないらしいからな」
「確かに。めっちゃ伝わった。」
佐久「ゆっくり落としてくから安心しろ」
「あ、ありがとうございます.....?」
佐久「.....好きだよ、おやすみ。」
「..........っぇ゙!?///」
佐久「っは、照れすぎだろ、w」
わ、笑った.....
なんか今手を握られてます。
「お、おやすみ.....?//」
佐久「ん、じゃーな」
段々と聖臣の背中が小さくなっていく。
「や、やば.....///」
佐久「(もーちょい早くから攻めときゃよかったな.....)」
「ヘクシュッ!!」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。