第7話

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2022/12/02 14:30
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シルク
ねぇ、何?
モトキ
ん?ちょーっと待ってねー
部屋に連れ込まれると
それからモトキがずっと何かを探している
シルク
..,,,
モトキ
あ!あったあった
カサリと紙と擦れる音と共に何かを箱から出してくる
シルク
?...
モトキ
これこれ。この面。シルク使っていいよ
シルク
......やっぱ聞いてたんじゃん..
やはり酒呑童子との会話は聞かれていたようだ
モトキ
....wwまあまあ、
でも面の種類がある方がいいじゃんね
シルク
まあそうだけど..,
渡された面をしげしげと眺める
黒い狐の面に金と赤で紋様が描かれている
モトキ
これ結構代々伝わってる系の
やつなんだよね
シルク
すげ..なんかいかにもって感じ
モトキ
使ってくれると嬉しいなw
シルク
使うよ。ありがと!
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ザカオ
んーなんか嫌な予感が....
ダーマ
あ?どうかしたか?
ザカオ
いやちょっと気になる感じがして
ダーマ
..,,,確かに、
微かに空気に何か混じってるような
ンダホ
んー。今夜ぐらいに来るかもねぇ
マサイ
..,.,,,
マサイ
シルクの出番かなぁ...
ダーマ
あんまり気乗りしてねぇ顔だなw
マサイ
当たり前だろ...危険何だから
ザカオ
妖怪殺しが今度は護衛なんて
おもしろいね〜
クスクスとザカオが笑う
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シルク
........
月がぼんやりと明るく光っている夜空をシルクが
見上げている
シルク
....どうすっかなぁ
マサイ
ん?どうかした?
シルクの珍しい服装....パーカーのフードが
ふわりと揺れる 

こちらを振り向く紅い瞳と目が合う
シルク
あぁマサイ。
する...
シルクから首に手を回される



ぱんっ。


シルクの腕から赤い血華が舞った

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